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朝 ページ3
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早朝 、朝４時。
自分の部屋のベッドの上に寝そべる。
ふっと目を閉じて 、” 情景 ” を思い浮かべた。
けれど ３時間もしないうちに目を覚まさなければいけないのか、と思うと何故か眠いのに目を閉じられなくなった。
この前買い換えた 、丈の足りないカーテンの隙間からダイナミックに朝日が差し込む。
突き刺すような光じゃない 、何か柔らかい灯り 。
... 穢れたあたしを浄化するかのように。
prrr ... prrr ...
朝四時に、私を縛るモーニングコール。
表示される名前は 「 みか 」
「 おはよう、みか 」
「 ... Aちゃん、おはよう。ええ朝やね 」
「 そうだね、今日は朝焼けが綺麗だ 」
「 こっちは、雨が降っとるんよ 」
「 へぇ 。 」
「 楽しく、やっとるよ。今日も。 」
「 うん。よかった。 」
「 やから、今日も心配せんでな？楽しく生きてください 」
馬鹿、ほんとうばか。
敬語とかさ、舐めてんのって感じ。
でも取り敢えず上辺だけ笑って繕って。
まぁきっと、こんな空笑いバレちゃうんだろうけど。
いいよね、切っちゃえば。
「 おやすみ。 」
「 ふふ、ちゃんと仕事行きや？ じゃあ、行ってきます 」
噛み合わない会話 、またくだらない毎日が始まってしまうんだね。
刺激なんて、求めたらろくなことにならないのは身に染みて知ってるけれど。
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