だるまいずごっどとの日常 (ページ11)

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心理テストページ11

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「さてだるちゃん、ここに私の指があります。」

「………は？」

リビングにて2人でゆっくりしていたとある日の午後。私は自分の手を見せながら突然だるちゃんに話しかけた。

「この5本のうち1本の指を引っ張ってください。」

当たり前にだるちゃんは驚いていたけどそれを無視して話を進める。すると諦めたのかだるちゃんは少し悩んだ末に私の薬指を引っ張った。

「……んふふ、そっか。」

「なんやねんほんまぁ……」

「ないしょ！」

…………相手に指を引っ張ってもらう心理テスト。
親指は頼れる相談相手。人差し指は仕事等でのいいパートナー。指は単なる友達で小指が理想の恋人。
そして薬指は………

結婚してもいいと思う人。

こんなことをしたキッカケは単純で、しかもめんどくさい私の思考。最近だるちゃんはゲームで沢山の人と仲良くなって遊んで。中には椎名さんだったり奈羅花さんの様に可愛い方も沢山いる。

だから、それをみて急に不安になってしまった。
もしかしたら私より他の人がいいかも、とか。捨てられたくない、とか。
でもそんなことだるちゃんに直接言って困らせるなんてしたくないから。……………だけどだるちゃんは薬指を選んでくれて。

ただの気休め、なんて思われるかもしれない。だけど私はそんなだるちゃんのことが好きだ。

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「………あれやっぱ心理テスト、よなぁ…？しかも指ってことは多分………」

「そんなん聞くぐらい不安にさせとったんかな。
…………よし、」

全てを知って理解した赤い彼が彼女に溢れんばかりの愛を届けたのはまた別のお話。