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年越し6 ページ12

明星先輩の家に到着した時には
もう0時を過ぎる少し前だった


「帰ってくるの遅くない!?何してたのサリ〜!」

「え?いや?何も?てかさみぃ〜!」


そう言う先輩の顔はとても満足気だ
見ているこちらが恥ずかしいくらいに


「え〜、A何してたの??」

「え!?いや、あっ!ほら、もう0時になっちゃいますよ!乾杯しましょう!」


ちょうどテレビが1分前のカウントダウンをし始めた

買ってきたんでどうぞ!ほら!と
半ば強制的に明星先輩にジュースを持たせる

氷鷹先輩と遊木先輩にもジュースを渡し
衣更先輩にも渡すとニコニコと微笑まれた


「そこ!見つめ合わないで!!」

「まぁいいじゃないか」

「明星くん、カウントダウンして!」

「よ〜し!☆ 3、2、」

「待てスバル、まだ30秒前だぞ」


明星先輩の小ボケが入りつつも
テレビのカウントダウンは進んでいく

結局カウントダウンは皆ですることになり


「「3、2、1!」」

「「ハッピーニューイヤー!!!」」


掛け声と一緒にペットボトルがぶつかり合った
口々に今年もよろしくと言い合う

その時 衣更先輩と目が合った


「…今年もよろしくお願いします」

「おう、こちらこそ」


そう言って2人で見つめ合って笑った


「あ〜!だから、見つめ合うの禁止〜!!」


その声に皆で笑った
また来年もこうやって年が越せますように

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作者名:琴音 | 作成日時:2019年12月14日 19時

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