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バレンタイン5 ページ17
「あげてください、衣更先輩に」
「…でも、真緒くんにはAちゃんっていう彼女が…ちゃんといるから…」
「…先輩、もうやめましょうよ 私、いま衣更先輩が笑って過ごせているのは…あんず先輩のおかげだと思ってるんです」
何言って、とまたヘラヘラとしながら
顔をあげる先輩をまっすぐ見つめながら言った
「だって革命が成功したのは、あんず先輩のおかげでしょう」
「…違うよ、あれはみんなが頑張ったから」
「もちろん、先輩方は頑張ったんだと思います でも、あんず先輩の力は大きいと思います だって先輩は、」
続けようとした時
あんず先輩は今にも泣き出しそうだった
しかし決して溢さずにこちらを見る
とても綺麗で強い
だから革命は成功したのだと確信した
「…先輩は、勝利の女神なんだから」
そう言うとあんず先輩は俯き、鼻をすすり
少し震えた声で、そうだね と言った
加えて、ありがとう、ごめんね と溢した
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作者名:琴音 | 作成日時:2019年12月14日 19時