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今の段階で11-８で、こちらが勝っているけれど...やっぱり今年のチームの課題は、「絶対的エースの不在」。
今年も去年と同様、打線は全国トップクラスの爆発力を持っている。
けれど、それだけでは点を取られてしまう。
ＯＢの方達によると、「あの強力な打線に加えて、御幸くんのリードを活かしきれる投手がいれば、全国制覇も夢じゃない」とのこと。
でも、そう上手くいかないのが現実ってもの。
うーん...みんな、すごい投手だと思うけれど...。
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五回からは川上くんがマウンドに立ち、5失点はしたものの、16-10でなんとか勝つことができた。
夏の本戦まで、後３ヵ月......。
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準々決勝から翌日のお昼休み。
私はいつも通り御幸くんと倉持くんとお昼ご飯を食べ、本を腕に抱え校内を歩いていた。
『(早くしないとお昼休み終わっちゃう...!)』
それどころか、司書さんが図書室を閉めてしまっては意味がない。
図書室で借りていた本の貸し出し期限が今日までだと気づき、慌てて教室を飛び出ていたのだ。
放課後でも図書委員さんはいるけれど、放課後は部活があるから、お昼休み中じゃないとダメなんだよね。
何でこんなギリギリに...。
と、階段を下っていると、
ﾂﾙｯ...
『ﾋｯ...！？』
足を滑らせ、体が浮いた。
前のめりに体が傾くのがなんとなくわかった。
落ちる.....！
次にくる痛みに耐えようと、目をｷﾞｭｯ...と瞑る。
「えっ」
ﾄｯ.....
でも、いつまでたっても痛みは来なくて.....代わりに温もりが私を包んだ。
ゆっくりと目を開けると、学校の青いネクタイが視界に入った。
「えっと...大丈夫、ですか？」
その人と目を合わせ、姿を確認する。
さらさらな黒髪.....。
あれ、この子って...。
『あっ、ご、ごめんなさいっ...』
どうやら抱き上げてくれていたみたいで、その事実に顔に熱が集中する。
私はゆっくりと階段に足をつけた。
「...テンシさん.....？」
『えっ？』
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (4月7日 2時) (
レス) @page45 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんころぴー - さくらなぎ。さん、コメントありがとうございます！お褒めいただき、とても嬉しいです( ˶ˆ꒳ˆ˵ )続きが早く更新できるように私も頑張ります！ (2022年3月28日 12時) (レス) @page9 id: 8c6f4cd173 (このIDを非表示/違反報告)
さくらなぎ。(プロフ) - 見ていてとても面白いなと感じました、続きが更新されるのを楽しみに待っています!!!! (2022年3月27日 20時) (レス) id: 2b648593bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんころぴー | 作成日時：2022年3月27日 18時
