病んだ作者が病んだ時に書くだけの戯言集 (ページ1)

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2017/09/2 1:22 ページ1

一人でもの思いに老け始めると、どうしようもなく虚しくなる。

これでよかったと思うし、これでよかったんだと思うしか無いのもあるが、一般の子に比べてこんなにも惨めなのは何故なのか。

よく、周りの人には可哀想だねって言われる。
その時は笑うしかないし、それは仕方の無いこと。
そうして施設に帰れば、可哀想って思われるのが嫌な自分がいる。
ちゃんと事情を理解してくれて、心の底からそう思ってくれているひとなら構わないかな。なんて思う。
でも、なにも知らないで、施設にいるってだけでそういう人は嫌いだ。
でも、こうやって一人でいたりすると、それすらも強がりだったんだと気づいた。
誰かに同情して欲しいとか、慰めて欲しいとか、そういうわけではないけれど。

いや、
それすらも実は強がりで、
心の何処かに本当は慰めて欲しい自分がいる。
きっとそうだ。

枯れたと思ってた涙が出てくると、
はやく止めなければいけないと思う。

事実、家では泣くことなんて許されなかった。

泣いていいんだよって、
そう言ってくれる人がそばにいて欲しいだけなのかもしれない。

よく、施設で一緒に暮らしてる友達に

もっと甘えなさい！

って言われる。

甘えを許されなかった家で育ったが故に、

甘え方なんて忘れた。

誕生日なのに。

そう言われても、誕生日すら、ずっとずっと嬉しくなかった。
こうやって誕生日を迎えてしまえば、また一つ年齢が上がってしまう。
また一つ、大人になってしまう。

それが嫌だった。

誕生日、クリスマス、大晦日、元旦、夏休み、冬休み、春休み、ゴールデンウィーク。

どれも、家にいるのが苦痛だった。

ずっと、死んでしまいたかった。
日々の苦痛から逃れたかった。
父親の私を舐めるように見る目線から逃れたかった。

人間なんか、家族ですら信じられなかった。