カズくんからのプレゼント ページ7
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城本「お嬢様、お時間でございます」
毎日続く “次期社長夫人になるため” の習い事。
それの一つである発声の講座がひと段落したところで城本さんがあたしを呼びに来た。
城本「発声練習、お疲れ様です」
「あ、ありがとうございます」
スッと差し出されたお茶を一口飲んでそれを返す。
城本「私めに敬語を使用しないでください」
「目上の方ですから…、」
城本「大野フーズでは年齢よりも立場が大切です」
「そんなこと言われても…難しいですよ」
城本「これも列記とした智お坊ちゃんの妻として、振る舞うべき行動でございます」
「……頑張ります」
立場が上なら、それらしく振る舞う。
これもルール。
何から何までお世話になってる城本さんに、あたしなんかが…って弱気なことを吐いたらまた怒られちゃうかな。
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城本「着替え終わりましたらお声をかけてください。ドアの裏におりますので」
「はい」
そんな今日は、お呼ばれしてる “彼” の元へ行く。
発声練習の際着ていたTシャツとショートパンツを脱いで外行きの洋服へ着替えた。
・
「あの…、このことを智くんは知っているのでしょうか？」
城本「今の言葉遣いではお答え出来ませんね」
「…っ、」
城本さんも大概意地悪だ。
大野フーズの遣いの人間としてやるべき事をしてるだけなんだろうけど…。
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「智くんは…このことを知っているの？」
城本「ええ、報告致しております。渋い顔をされましたが」
ドギマギしながら初のタメ口。
そんな緊張を一掃するように、城本さんは何の気なく返事を投げてくれた。
頑張らなきゃ、智くんの横に立つ者として。
・
城本「足元お気をつけ下さい」
開けてくれたドアの向こう側に広がる大豪邸。
チャイムらしき物を鳴らすと、使用人が出迎えてくれた。
城本「和也様は？」
使用人「ご足労ありがとうございます。ご案内させていただきます」
使用人さんの後ろをついて歩く。
応接間と書かれた案内板が貼ってあるドアの向こうに
Tシャツ、ハーフパンツのいかにもラフな格好をしたカズくんがソファに寝転びながらゲームをしていた。
カズ「お、来た来た」
城本「私はこれで失礼致します。お嬢様、またお迎えに上がります」
踵を返した城本さんに軽く頭を下げ、対面に座るよう促すカズくんに視線を移す。
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○(プロフ) - 美希さん» LINEあるの人違い？かな？ワクワクなあ…、私行くとしても大阪（ ; ; ）ハッピーエンド大好きじゃけんご安心を（＾_＾） (2017年5月13日 18時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - ○さん» そうなの、、ワクワクとかまた会いたかったなぁ..うん！楽しい京都旅行になりますように 笑 (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
○(プロフ) - 美希さん» そうなんじゃ(´･_･`) 読んでくれるだけで嬉しい♪ 待ってて（＾_＾） (2017年5月13日 12時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - ○さん» 数日前に消したんだよ〜〜。気づいてもらえて嬉しい！ちゃんと通知とってるからね 笑これからも楽しみにしてるね〜〜！！ (2017年5月12日 21時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
○(プロフ) - ちはるさん» 長編一つ完結させたのでこっちへ戻ってきました（＾_＾）また会えます、お楽しみに（＾_＾） (2017年5月12日 18時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◯
| 作成日時：2016年8月7日 11時
