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智くんが片手で綺麗に巻いてたパスタを、今度は自分で食べてみるけど
口へ運ぶ前にスルスルとフォークから落ちていく。
いつもの智くんならそんなあたしを見て「何やってんの」とか「下手くそ」とか言ってくれるけど
今は幼馴染4人の相手に夢中であたしがパスタに苦戦してることに気づいていない。
フォークだけでは上手く食べれないからスプーンも使いつつ食べる。
智くんのピザを食べる手はすっかり止まってる。
「智くん、」
智「んー？」
「冷めちゃうよ？」
智「んー」
間延びした返事。
SNSを介した会話に夢中であたしの話は耳に入ってない。
「…大好きじゃん、」
智「何が？」
「カズくんたちのこと」
智「……まぁね」
あたしには婚姻届を提出したあの日“だけ”「好き」を言ってくれた。
カズくんたちへの「好き」はあっさり認めちゃうんだ。
・
カズくん翔くん雅紀くん潤くんのことはあたしも好きだから、どうこう言うつもりはないけど
なんか…妬いちゃうな。
なかなか人を好きにならない智くんの「好き」をこうも簡単に持っていっちゃうなんて。
・
パスタを完食し、今だスマホをつついてる智くんを頬杖をつきながら眺める。
すると、近くでカシャ…っという音が聞こえた。
女子高生が自撮りでもしてるのかな？と思ってそっちをチラ見すると
ハットを被ったふくよかなオジさんがカメラをこっちへ構えてた。
『いきなりすみません。あまりにも素敵な光景だったもので』
「え……っと、」
突然のことに困っていると、さっき撮られたカメラから小さな写真がゆっくり出てきた。
『旦那さんを見つめる奥さん、いやぁ、素敵だ』
その小さな写真をスッ…とあたしに差し出す。
『その若さで結婚とは、運命の人に出逢えたからこそ出来るものです』
「あの、何で」
『左手の薬指…と言えばお分かり頂けるだろうか』
「あ…、」
『仕事柄、人の細部まで見てしまう癖がありましてね』
きっとプロのカメラマンなのだろう。
そんな感じがする。
智「用が済んだらさっさとどこかへ行ってもらえますか。俺らの時間に邪魔なんすよ」
「ちょ、智くん！」
『ほっほっほ、これは失礼致しました』
“『お幸せに』”
この言葉を残して、謎のオジさんは向こう側へ姿を消した。
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○(プロフ) - 美希さん» LINEあるの人違い？かな？ワクワクなあ…、私行くとしても大阪（ ; ; ）ハッピーエンド大好きじゃけんご安心を（＾_＾） (2017年5月13日 18時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - ○さん» そうなの、、ワクワクとかまた会いたかったなぁ..うん！楽しい京都旅行になりますように 笑 (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
○(プロフ) - 美希さん» そうなんじゃ(´･_･`) 読んでくれるだけで嬉しい♪ 待ってて（＾_＾） (2017年5月13日 12時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - ○さん» 数日前に消したんだよ〜〜。気づいてもらえて嬉しい！ちゃんと通知とってるからね 笑これからも楽しみにしてるね〜〜！！ (2017年5月12日 21時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
○(プロフ) - ちはるさん» 長編一つ完結させたのでこっちへ戻ってきました（＾_＾）また会えます、お楽しみに（＾_＾） (2017年5月12日 18時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◯
| 作成日時：2016年8月7日 11時
