４ ページ28
・
智くんが、他の人の胸を、触った、って。
「いつ」
智「…」
「いつ！！」
智「…昨日」
「どこで」
智「ホテル」
「…智くんから？」
智「…まぁ」
「…なら、他にも色々したんだ」
智「してねぇよ」
「隠さないで」
智「……チューだけ」
「……あっそ」
智くんの足の間から抜ける。
何だろうこの感覚。
「怒り」というより「寂しさ」が増えていく。
カズくんたちが言ってくれなかったら隠されたままだったかもしれない。
「……何で」
智「何でって言われても」
「あたしじゃ不満？」
智「違う」
「目移りしたの？」
智「…」
「…やっぱあたしはその程度ってこと」
あたしの腕を掴もうと智くんの手が伸びてくる。
嫌、触らないで。
昨日キスしたってことは、さっきのキスで上書きしようとしたってこと。
智くん、意地が悪い。
・
智「毎日が同じで飽きてたから」
「そう、飽きたんだ」
智「別にAに飽きたわけじゃねぇよ」
「あたしにはそう聞こえる」
智「間が差した。そんだけ」
反省、してないな。
全然謝ってくれない。
悪いとも思ってない。
そう見える。
・
潤「…まぁ智の気持ち、分からないでもないけどさ」
雅紀「男は浮気する生き物だし、ね？」
「浮気する生き物だから、キスくらいでガタガタ騒ぐな。そう言いたいの？」
小さく口を挟んできた潤くんと雅紀くんにも、口調が強くなってしまった。
だって、何もかも今は自分を守る為の言い訳にしか聞こえない。
潤「いや…まぁ、浮気してしまうっていう男心も少しだけでいいから汲み取って欲しい…っつうか」
「1人だけじゃ満足しないの？」
『…』
「ねぇ、智くん」
智「…女子ってスイーツとか小せぇのを何個も食うじゃん。そんな感じで男は女の味見したくなる」
「………そっか」
もう、開き直ってるじゃん。
怒りが冷める。
悲しみも冷める。
言葉が失われる。
智「たまーに、食べたくなんの」
「…勝手にどうぞ」
理解できない、男なんて。
智くんの伸びてきた腕をかわして、部屋から出る。
枯れてた涙が込み上がる。
泣きたくないのに、出る。
倦怠期ってやつなのかな。
他の女性に、女としての魅力で劣ったんだ。
智くんに触られたの？
名前呼ばれたの？
込み上がるのは、涙と嫉妬。
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○(プロフ) - 美希さん» LINEあるの人違い？かな？ワクワクなあ…、私行くとしても大阪（ ; ; ）ハッピーエンド大好きじゃけんご安心を（＾_＾） (2017年5月13日 18時) (
レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - ○さん» そうなの、、ワクワクとかまた会いたかったなぁ..うん！楽しい京都旅行になりますように 笑 (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
○(プロフ) - 美希さん» そうなんじゃ(´･_･`) 読んでくれるだけで嬉しい♪ 待ってて（＾_＾） (2017年5月13日 12時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
美希(プロフ) - ○さん» 数日前に消したんだよ〜〜。気づいてもらえて嬉しい！ちゃんと通知とってるからね 笑これからも楽しみにしてるね〜〜！！ (2017年5月12日 21時) (レス) id: 0d7cdb44a3 (このIDを非表示/違反報告)
○(プロフ) - ちはるさん» 長編一つ完結させたのでこっちへ戻ってきました（＾_＾）また会えます、お楽しみに（＾_＾） (2017年5月12日 18時) (レス) id: a1c0da4454 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◯
| 作成日時：2016年8月7日 11時
