転校一日目。 ページ2
まだ着たことのない、真新しいブレザーの袖に腕を通す。
買ったばかりのブレザーにはまだ自分の匂いはついていないからか、不思議な匂いに上半身を包まれる。
私、鷹梁Aは親の転勤とか諸々の事情のおかげで転校することになった。
…まぁ、あれだ。よくあるパターンだ。
前の学校の友人とはそれなりに仲良くなれたし、転向すると決まったとき私も泣いたし友人達も泣いてくれた。
そう、よくある、モブのような生活だったとは思っている。
何故過去形か、と聞かれると、私が転校する…。今から行く予定の学校の名前を聞いてもらえれば理解してもらえるだろう。
【夢ﾉ咲学院】。
まぁ普通科なら問題ないが…。
話の流れから察していただけるとおり、特別な科に入ることになっている。
あぁ、私は女だからアイドル科ではないよ？
…ただ、アイドルと接しはするかな。
私が入るのはプロデュース科と言って、名で分かる通りプロデューサーの勉強をするところだ。
来年から共学化するための実験として送られる人間の2人目…という訳だ。
一人目の人は清森あんずといって、まぁ、…
ヒロイン気質、そういう人だろう。悪い人ではなかった。
…あまり仲良くしたくはないが。
というのも、アイドルを育てるところなんてほぼそんなもんだとは思うのだが、学院内の状況があまり宜しくないらしい。
プロデュース科に行く以上、仕事はしなければいけないので、仕事としての必要なことならさせてもらうが…。
面倒ごとには首を突っ込みたくないので、仲良くしたくない。ということである。
…まぁ、他にも細やかな理由はあるのだけれど…。
(そう言えば、学院には兄さんもいるんだっけか…？
兄さんに会える時って少ないから、嬉しいのは嬉しいんだけどなぁ…)
一時期の兄さんの様子を思い出して少しため息をついたあと、私は鞄を持ち、扉へと向かった。
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雪見(プロフ) - とても面白いです！！更新頑張ってください！！！ (2018年10月19日 22時) (
レス) id: 27975a6d3f (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - しれっとさんさん» コメントありがとうございます！正直そこは書いた作者も笑います。ツボが浅いんです。作者。しれっとさんこそ、健康に気をつけてくださいね！更新頑張ります！ (2017年12月30日 23時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
しれっとさん(プロフ) - この小説とても面白いです。特にスバルに見つかった時の反応クスッときました。次の更新も楽しみにしてます。健康に気をつけて、頑張ってください^^* (2017年12月30日 22時) (レス) id: 571b4cc748 (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - プリンさん» いえいえ！ありがとうございます！投稿頑張ります！ (2017年12月12日 22時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
プリン - わわっ！親切にやり方まで教えていただいてありがとうございます！はい♪やってみますね！投稿頑張って下さい！ (2017年12月12日 22時) (レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
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