永遠の幼女とか笑えねぇぜ『2』 ページ3
「…いや、まぁ…好き、だったんですけど…。
…あと、その…。
鏡を、見てみたいんですけど…。」
声といい、手といい、いつもとは完全に違っていた。
声は完全に幼女の声だし、手も同様小さくて幼女のものだった。
「鏡…。あぁ、見た目のことかい?
すまないが転生前のまま体を持ってくることは出来なくてな。
その姿で我慢してくれ。
鏡ならそっちだよ。」
カールハインツ様の目線の方向に向くと、そこには鏡があった。
大きいしここが何の部屋なのか分からなくなってきたぜ。
「へぇ…。
(あれ、待って…?)
…え、あの、すいません。
勿論、成長するんですよね…?」
「いいや、しないな。」
「」
言葉が出なくなったけど仕方ない。こんな幼女の姿で成長しないって言われたら誰も言葉でないと思う。
永遠の幼女とか笑えねぇぜ…
いやまぁ可愛いんだけどね?外国人みたいだし、なんか服も可愛いし…。
「…ありがとうございます。
それで、なんで私がトリ…転生を?」
まぁこれだよね、一番気になることって。
私以外にもたくさん適任の人がいるし、たまたまかもしれないけれど…。
「世界線を超えさせても弱らない魂というのは少ない。お前がそれだった、という所と…。死ぬ一瞬は、魂はその世界の中で不安定になる。お前は探そうとした瞬間に事故にあった。だからお前なんだ。」
よくわからないけど多分私に素質があったってことだろう!!!
「な、なるほど…?転生の目的は…?」
「…時を戻すことだ。お前の魂に呪いをかけさせてもらった。
お前も知っている通り、この世界にはいくつもの終わりがある。
アダムとイブが結ばれる未来を作るため、私は私の力で時を戻していた。…が。
私の力では戻しにくくなるほど、世界が進んでいっている。
だから、私の他に時を戻す存在を作ることにした。
それがお前だ。
お前への呪いは、お前が死ぬ時、イヴが死んだ時、アダムが死んだ時…。
これらのうちどれかが起こった場合、この世界の時が戻る、という呪いだ。」
…さっきよりも低いトーンで話すカールハインツ様の言葉に、一つ疑問を抱いた。
「…あの、私の世界では、この世界にはキャラ1人ごとに、3つのendがありました。それぞれヴァンパイアエンド、マンサーエンド、ブルートエンドと言うんですが…。
最初に言ったヴァンパイアエンドはいわゆるハッピーエンドなのですが…。
それは、時を戻す事の無い終わりでは無いんですか…?」
永遠の幼女とか笑えねぇぜ『3』→←永遠の幼女とか笑えねぇぜ『1』
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ユッパ - 続きが、気になります。更新、頑張ってください。 (2019年8月6日 13時) (レス) id: 707a9255af (このIDを非表示/違反報告)
名無し49483号(プロフ) - いえ、こちらこそすみません。気分を悪くされたと思います。すみません。この作品とても面白くて、好きです。続きが気になります。 (2018年6月20日 20時) (レス) id: 2a5634c31a (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - 名無し49483号さん» ご不快にされてしまったなら申し訳ありません。言い訳させていただきますと、それもこの小説のネタの一つとして扱っていたのです。注意事項に加えさせていただきますね。本当にすみませんでした。 (2018年6月20日 18時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し49483号(プロフ) - コーデリアさんに、対して少し酷いと思います。作品は、とても面白いです。 (2018年6月19日 23時) (レス) id: 2a5634c31a (このIDを非表示/違反報告)
華の幽霊《sgsyu》(プロフ) - ☆てってれ〜☆さん» お褒めいただきありがとうございます!きっとすぐ追い抜かれますよ私!(( ディアラバの小説の殆どはユイちゃんの親友の女の子とかですよねw更新頑張ります!コメントありがとうございました! (2017年11月17日 16時) (レス) id: db4eb032b8 (このIDを非表示/違反報告)
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