今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:17,238 hit
小｜中｜大
藤side6 ページ10
久々に仕事もなくて
レッスンも早く終わったから飯でも、と北山を誘ってみたけど
いきなり誘ったからか断られてしまって
渉と２人だけで行くことになった
兄組だなんて言われている俺ら３人で久々にと思っていたけれど…
少し残念な気持ちの俺を慰めるかのように、渉がうまい店に連れて行ってくれた
横「久々に３人だけで飯でも、と思ったんだけどねぇ」
どうやら同じ考えだったようで
残念がってはいたが、表情は曇っていくばかり
横「最近のみつ、なかなかに調子のってんだよね。太輔知ってる？」
調子にのってる？北山が？
そんなの今更じゃない？
女をとっかえひっかえ…
藤「派手に遊んでんでしょ？別に楽しいならそれでいいけどね」
素直にそう思えたし、それ以上の言葉も見つからなかった
そんな俺に対して渉は少し不満そうに
横「楽しいとしても、いま大事な時期だよ？遊びが公にでたらはい、終了！だよ？」
曇っていた表情に怒りが加わって
普段は温厚なはずなのにそんな渉の態度に疑問がでる
藤「遊びっていっても俺らは職業的に駄目かもしれないけどさ、恋愛でしょ？デビューする前の羽伸ばし的なやつじゃん？」
ふぅ、やれやれと言わんばかりの渉
横「みつの遊びがそんな普通の恋愛だったら俺もそこまで心配しないよ。小姑じゃあるまいし…」
何か含みのあるその言い方にあまり興味のなかった俺もようやく耳を傾ける気になっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 49人がお気に入り
お気に入り作者に追加
設定タグ：藤北
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：minimitu | 作成日時：2016年2月14日 5時
