クライ審神者~ぱーと２~【刀剣乱舞】【FAIRY TAIL】 (ページ24)

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もぐもぐ65回ページ24

『ここは……何て冷たい所』

黒い霧、恐らく彼の霊力の中だと思われる

その中に無理矢理引きずり込まれた、一度出ることは出来たけれどもう出れそうにもない……国広はあれを持ってきてくれるだろうか

『ううん、国広なら持ってきてくれる』

さて、僕はこれをどうにかしよう

ここには常に冷たく体の芯から凍えるような冷気に重く乗しかかる圧……鋭い目線が常に僕を見張り、いつも刀を突き付けられているような気になる

『……これが彼の、中……同じなのか』

常に警戒し、なにも信じない……心は冷えきってどうしようもない

悲しくて悲しくて、辛くて寒くて、でもどうすればいいのか分からない

『悲しいよね、辛いよね、逃れたいよね……でもどうすればいいのか分からないよね』

でも、僕には拠り所があった

あの子達、アヤネにハルネさん、ラクサス、マスター……フェアリーテイルの皆

……共鳴してはいけない、僕は彼と似たような境遇になった

僕は未来の話をしないといけない

経験者として、彼らの主として

『僕は君を導かなくてはならない』

彼の霊力が突如僕を荒々しく包み込んだ

『上等だ、君は救って見せよう……僕が』

それに了承したかのように、僕の意識は無理矢理飛ばされた