story5 ページ7
征十郎とテツヤがゆっくりと階段を上がってくる。
ボールが顔面スレスレに飛んできた事と、征十郎の笑顔のプレッシャーによって、皆顔を引きつらせて動かない。
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赤「……今、聞くに耐えない暴言が聞こえたが気がしたが…
Aへの悪口と取って相違ないな?」
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無言に耐えきれず誰かがこくり、と頷く。
____刹那。
征十郎の顔は激変し、一気に無表情になる。
赤「ほう…Aはうちの大事なチームメイトだ。
Aを侮辱すると言うことは俺たちをまとめて侮辱すると同義。
……それがどんな意味を持つかは理解してるんだよな?」
捌けろ、
と彼が吐き捨てると彼女らは一斉に逃げ出した。
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赤「…さて…」
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恐い。
なにがって無表情な2人組だよ。
え、私どっちかって言ったら被害者じゃない?
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赤「何一人で解決しようとかしてんだ。馬鹿か。馬鹿なのか」
黒「Aさんの事ですから迷惑を掛けないようにとか考えてたんでしょうけど馬鹿なんですね」
なぜこんなに馬鹿を連呼されなきゃいけないんだ…
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貴「…そんな事言ったらテツヤだって…」
黒「僕?」
貴「二階にイグナイトなんてなに考えてんの!?
腕痛めたらどうすんの馬鹿!!」
黒「心配ご無用です」
貴「あと万一女の子に当たっちゃったらどうするの!」
黒「そんなヘマしません」
貴「っでも!!……テツヤが怪我させたとか思われたくないしっ…」
なんだそのやれやれ…的な目は
貴「征十郎も!皆怖がってたじゃん!!」
赤「練習邪魔しなければ結果オーライじゃないか」
貴「正直そうだけど!!」
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貴「………………………でも、ありがとう。
助かった」
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テツヤ一応マッサージするからね!!、と騒ぐ私の後ろで2人は顔を見合わせ、クス、と声を漏らして笑った。
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まこ(プロフ) - 面白かったぁー!黄瀬くん大好き! (2015年4月13日 23時) (レス) id: e16da1368c (このIDを非表示/違反報告)
氷室辰也ファンクラブ会長 - 続きが楽しみです〜 (2015年4月5日 9時) (携帯から) (レス) id: a1dccddbfa (このIDを非表示/違反報告)
こっちゃん(プロフ) - 切ない…(涙)最後、みんな幸せになってほしいです。 (2015年4月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 5893ca365b (このIDを非表示/違反報告)
マカロン - すっごく切ないです。涙がボロボロ出てきます。 (2015年3月31日 4時) (レス) id: a2162d4b3c (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 切なすぎて泣けます(´;ω;`) (2015年3月30日 1時) (レス) id: 87383982e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遙 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/haruna0325
作成日時:2014年11月8日 20時