＊最 低 彼 氏＊【黄瀬涼太】

story24 ページ26

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「________可愛いから付き合ったけどさ」









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「束縛激しいし」





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「ヤらせてくんねぇし」






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「お前、うざいよ」


貴「＿＿っ…！！！」






がばっ、と起き上がり、反動で布団が舞い上がる。





大きく息を吸い込んで、吐く。

……なんでいまさら、あんな夢を。








嫌な記憶を振り払うように頭を軽く振って、周りを見渡すと、そこには見覚えのない部屋。


そういえば、私、黄瀬くんと……






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普通なら、好きな人と結ばれたなら嬉しいはずなのに、私はガクガクと震えていた。









あぁ、


ついに、



他の女の子と、同じになってしまった。






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回らない頭のまま、服を着ようと鈍い痛みを発する腰を持ち上げ、枕元にあるメモに気がつく。







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______起きたら、大学の主校舎の屋上に。









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推測が、確信に変わる。







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あぁ、私の好きな人は、皆私から離れていってしまう。

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