【ＭＨＡ】朝、目が覚めたら部屋でヒーロー科が居候してたんだが【上鳴電気】 (ページ7)

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みにまむ　６ページ7

扉の向こうの人たちはどんな顔をしているのだろう？

いきなり知らない人が来て驚いているかな

普通科の私が滑稽で笑っているかな

早く帰ってほしいって怒っているかな

それも、開けてみないと分からない話。

「こ……こんにちわー！！！」

「ぅわっほーい！！？」

自棄になって大声を出して扉を開けたら、一番最初に驚いたのは私の肩に座っていた上鳴君だった

Ａ組の人たちの視線が痛い。どういう目をしているかは一人一人で違うだろうけれど。

「あ、あー…諸事情により今日から一週間だけヒーロー科に編入することになりました。

有栖Aです。気軽にアリスとでも呼んでくださいね」

あれからお餅が大好きな人やイヤホンが耳から垂れている人、透明人間さんに絡まれたりした。

そういえばこのクラス、エンデヴァーの息子さんいたんだったっけ。あの紅白君だよね。

「と言う訳だ……とりあえず無駄に空いてる席が後ろにあるからそこに座っとけ」

「席が空いてるなんて、漫画だけの世界だと思ってました」

「あ、上鳴は有栖の席で授業受けろよ。どうせノート書けないからな、聞くだけでも良い。」

まぁ、そりゃあそうか。

朝から晩まで上鳴君と一緒とか、頭可笑しくなっちゃいそうだけど。

「私が起こしちゃった問題だし、仕方がないか」

「？？どうしたアリス」

「ん～ん、何でもないよ、マイペース上鳴君」