みにまむ ２０ ページ21
「やっと来たか、おせーんだよ童話」
「うん、だから童話じゃないって何回言えばわかるの爆発さん太郎」
「あ、その仇名付けたの俺なんだぜ！なんで知ってんだ？」
「あんだけ体育祭で目立ってれば分かるやろ…」
「そういやあのどんぐり眼の女子可愛かったなぁ」
「ナンパばっかするからモテないんだよばーか」
私が上鳴君を肩に乗せて待ち合わせ場所に行くと、もう皆集まっていた。
爆豪君はつまらんつまらんとか言っといて集合時間３０分前とかに来るタイプだと見た。
意外とルールに縛られやすい人なのかな、なんて考えていると上鳴君に頭を叩かれた。
「みんな先に行っちゃってるぞ！」
「うわわ、本当だ！ありがとう上鳴君」
「さーって、まずは何乗るん？？私はなんでもいいよ！」
「ウチもこだわりないし、Aが決めなよ」
…と二人に話を振られた。
特に乗りたいものないし…ジェットコースターだと上鳴君が乗れないし…。
「…コーヒーカップ？」
「案外辛いのきた」
私たち六人はフリーパスを使ってコーヒーカップへと乗る。
皆ぎゅうぎゅう詰めだ。そりゃあ男子高校生二人と女子高校生三人だからね！？
上鳴君は今じゃカウントに入れても意味ないから飛ばしたけど。
「ぅおら！！かってーんだよこのハンドル！ふざけんな！！」
「ああああああああああばくごーくん回しすぎや死ぬ死ぬ死ぬ！！！」
「遠心力でウチの頭飛んでくんだけど！！」
「おおおおおおたのしーなああー！！！！」
「きりしまくんこの状況で言えるのすごいとおもおおおおおおおおお！！！」
「待って！！ほんと待って俺の方が飛んでくってじろおおおおお！！」
爆豪君だけ何故か別の反応してた。
私たちの脳内を掻き混ぜることに快感でも覚えているんですかね、彼(白目)
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年10月9日 8時
