89話 ページ9
「今日の大和くんと三月くんギスギスしてたね」
「他のメンバーも気を遣ってたよな」
貴女&夏菜「...」
本当に大丈夫かな
スタッフに伝わるってことは絶対にファンにも伝わる
夏菜「Aこれから撮影だっけ?」
貴女「うん,雑誌の撮影がある」
夏菜「そか..IDOLISH7に顔だして来ようかな」
貴女「そうしてあげて,たぶん壮五もこういうとき考え込んじゃうだろうし」
夏菜「おけ!じゃあまた明日!!」
貴女「お疲れ〜」
夏菜はIDOLISH7の僚へ向かった
時間的に帰ってる頃だろうな
prrrr,prrrr
貴女「っ!?」
電話が鳴り響く
表示はいつも通り【非通知】
貴女「...もしもし」
「こんばんは〜」
貴女「何のご用でしょうか」
「嫌だね,折角事前報告してあげようと思ったのに」
貴女「事前報告?」
人気のないところへ移動して電話をする
相変わらず楽しそうな声
「あんたへの復讐の準備が整ったよ
これからが楽しみだねぇ」
ガシャーン!!
貴女「っ!?」
近くにあった花瓶が落ちる音がした
あわててスタッフさんが駆けつけている
「ね,見えた?今のが始まりの合図
精々怪我しないように気をつけてねぇ〜」
貴女「....」
また一方的に通話は切られてしまった
壁に寄り掛かって溜め息を付く
貴女「もう,本当誰なの...」
百「A?」
貴女「っ!百さん...」
百「どうしたの!?凄い顔色悪いよ?」
貴女「そうですか?働きすぎかな?」
その場を切り抜こうと咄嗟に嘘を付く
だけど私の顔をじっと見つめてくる百さん
百「もしかしてまた電話あった?」
貴女「...千さんから聞いた?」
百「うん」
貴女「アハハ,過去の自分に説教したい
こんな目に合ってるんだ,周りを巻き込んでるんだぞって」
百「A,無理に笑わなくていいよ」
そう言って優しく頭を撫でてくれる百さん
ここテレビ局ですけど...
百「これ以上何か起こるなら活動自粛とか」
貴女「それはだめ!!ファンには心配かけたくない」
百「そっか,Aならそう言うよね」
貴女「百さんどこか行くの?」
百「ん?...うん,了さんのところ」
貴女「千さんが心配してたよ?」
百「知ってるよ,でもLOVE&PEACEのため〜
Aはもう大丈夫そう?」
貴女「うん,ありがとう」
そう言うと百さんは【いつでも連絡して〜】といって
了さんのところへ行ってしまった
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こんこん。 - 初コメ失礼します!好きです!大好きです!!顔のにやけがずっと止まりませんでしたし、夢主ちゃんの過去がすっごく気になります...!頑張ってください、応援してます! (5月11日 8時) (レス) @page27 id: 679cde8edf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こしあん | 作成日時:2024年3月15日 15時