帝光中とアジトの非日常的な日常X�� ページ14
≪赤司≫
今回のルートに違和感を覚えたのはついさっきのことである。
_______数分前のこと
ありえないことが起きた。それは、能力が人間に気付かれたことだ。
俺達は黒子の能力によって姿を隠した。
俺自身も能力を使い、人を操っていた。
なのに関わらず、ピンポイントで黒子の肩を叩いた人間がいた。
黒子は焦って、危うく能力を解除してしまう寸前だったが、普段の落ち着きを取り戻させた。
黒子の能力は、触られても解除されない能力であるため、本来ならば気がつくのは能力を知り尽くした人間くらいだ。
能力がバレるとはありえないことだ。
そんな訳で違和感を感じた俺はふと思い出した知識を使い、情報を集めた。
俺は一度、現在分かる全ての情報を黒子に教えて、この状態を理解したことを確認した。
カノは今回に限って少し厄介な任務であるため、俺の意見をカノにも伝えることにした。
「カノ、今から別行動をしよう。俺と黒子は一旦違う道に行って違和感の原因を探してきます。」
俺がそういうと、カノは一瞬だが表情が変わっていた。
きっと、カノ自身もこんな行動するのは避けたかったのだろう。俺もこんな無茶な計画を実行するのは初めてだろう。
しかし、今の俺たち三人はそれぞれに違う焦りと不安を感じているのだから仕方がないことであった。
「俺もこんな無茶なことはしたくない。ただ、今のままだと確実に捕まってしまう。カノは、キド達に合流してくれないか…」
不安しか残らないようなことを言ったものの、カノは俺と目を合わせなかったが、口角は上がっていた。
笑っていた……？
「じゃあ、僕は先にキド達に合流して戻ってくるかぁ」
ああ、そうだ。これでいいんだ。
俺はそう、自分に言い聞かせ黒子と別の場所へ向かおうとした。
「赤司くん…行きますよ。危機的状態ですからね」
黒子の言葉で俺は平常心を保とうとする程度には安定していた。
「あぁ、そうだな。行くぞ」
「はい。」
俺たち二人は、この現状を打破出来るのであろうか。
"わからない"
しかし、不思議と不安は増す訳でもない。
「_____________だな」
俺が呟いた声は俺たちの足音に掻き消され、建物の何処にも響かなかった。
俺の心に染み付いた言葉は誰も知らないし、誰にも聞こえない。
そんな気がした。
いつかのように狂った日を迎えるのを恐れながらも、俺は任務を続けた。
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トモ(プロフ) - なんか意味深…。続き気になる！ (2014年11月18日 20時) (
レス) id: 03b05e44d0 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - すみません…質問いいですか？← メデューサ が 赤司様だと…赤司様は、蛇女（メデューサ）に、なってしまうんですけど… (2014年10月29日 21時) (レス) id: 835df9eb43 (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 設定おもしろいですね！私双子の設定好きなんですよね笑これからも頑張ってください！ (2014年8月3日 8時) (レス) id: 434bb4efaf (このIDを非表示/違反報告)
緋月珀羅(プロフ) - すごくおもしろいですっっ!!特に設定が好きです。これからも更新頑張って下さいね！ (2014年6月26日 16時) (レス) id: 7b5b6c2080 (このIDを非表示/違反報告)
真美(プロフ) - この設定今までになくて面白いです！続きがとても楽しみです！更新頑張ってください！！ (2014年5月29日 16時) (レス) id: 403f519fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫峯ユーヤ | 作成日時：2014年1月8日 19時
