【カゲプロ×黒バス】王と女王の能力を持つ双子【赤司征十郎】

現実に囚われる日常 2 ページ12

≪？≫

チャンスを与えるのは好きである。
無様な姿を見ることも好きである。

人間どもよ、謳歌するんだ。

何度も何度も同じ事を繰り返している人間を見て私はそう、思いながらフッと笑っていた。

…

「俺は誰の血を受け継いで生きているのだろうか。」


彼は空を見上げて呟いた。


人ではないから、血などないのかもしれないが。

姿も気がつくと変わってしまう。

話し方も変わっただろう。


私は今、どんな存在になったのだろう。

私…いや、俺は俺として認識されているようだが。


何があっても、赤司を……

ただ、あの母親蛇には参った参った。

そう思いながら、彼は手のテーピングを外してポケットから勾玉のようなものを取り出した。


「久々にこっちに出て来てもらう。俺の話は聞いてもらうのだよ。

赤司さん」

怪しげな色をした光が辺り一面に広がって、世界が反転した気がした。

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