【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属参 (ページ10)

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第107話捕らわれのトウマページ10

「未来を知りたがるのは人の常。

じゃが…未来を確実に裏返るものがいたら、
迂闊に近付いてはならぬぞ？

それは、周りのものをも巻き込む
大いなる災いの入り口になるやもしれん…。」

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NOside

ある日、アキノリが鼻歌をうたいながら
事務所に入ると、4人がパソコンに張り付いていた。

アキノリ「…お！みんな揃って何見てんだ？」

ナツメ「あっ、アキノリも見ようよ！」

ケースケ「なんかすごい占い師がいるんだって！」

アキノリ「占い師～？」

アキノリがPCを覗き込むと…

【彼女のその瞳が見通すのは、完全なる真実そのもの。

全てを100%言い当てる占い師を超えた占い師…
その名は…

"千堂レイ"】

アキノリ「いや大げさでしょ～！占い師を超えた
占い師ってそれ、結局占い師じゃん」

ナツメ「ううん。千堂レイは人呼んで…

"パーフェクト占い師"！」

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レイ『…私、見えちゃった』

レイ『あなたが可愛がってたワンちゃんが、
去年亡くなったのね？』

女性『は、はい…』

レイ『あなたの部屋で夜、物音を立ててるのは…
そのワンちゃんの霊ね』

女性『……』

レイ『柴犬の…柴さん？』

女性『どうして、名前まで…』

レイ『柴さんはね…あなたのことが大好きで、今も
見守ってくれてる』

その言葉を聞いた女性は、
感極まって涙を流していた。

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ナツメ「ほらね～！」

ケースケ「すげぇ！」

アキノリ「なーんか嘘くせぇ…」

動画を見ても尚、
アキノリは疑っている様子だった。

ナツメ「アキノリ、都市伝説とかは速攻で信じるのに占いは信じないんだ？」

A「ちょっと意外…」

アキノリ「だってヤラセの匂いプンプンだもん。
ほんとの不思議なら信じるけどさ」

ミッチー「ちなみに、占いなどしなくとも私が
ナツメさんを守るという未来に変わりはありません！」

そうポーズを取りながら
宣言するミッチーだったが…

ナツメ「そういう未来、お呼びじゃないんで」

ミッチー「ハヒーン…」

ウィスパー「こうなる未来、わたくしにはバッチリ
見えていました！」