第105話 ページ8
NOside
コウ「…かしこまりました。マッシュルームカットですね！」
そう注目を受け、マッシュバーバー…
コウは散髪を始めた。
A「あれ？あの女性、どこかで……」
ナツメ「…そうだ！女優の白鳥沢マヤさんだ！」
トウマ「そういえば見たことあるかも…！CMやドラマによく出てたよね？」
ナツメ「うん…！」
アキノリ「でも、テレビじゃあまり見かけなくなったような…」
白鳥沢「…実は、最近仕事が上手くいかなくて……
だから思い切って、イメチェンしようと思ったんです」
コウ「どうして、マッシュルームカットに？」
白鳥沢「私…子供の頃はずっと、マッシュルームカットにしてたんです」
コウ「…そうですか」
白鳥沢「子供の頃、大好きなマッシュルームカットになった私は無敵になれた気持ちでした…！
…あの頃の気持ちを取り戻せたらなぁ……」
思い出を振り返りながら、
白鳥沢は静かに目を閉じる。
白鳥沢「…そうそう！同じクラスに、マッシュルームカットの男の子がいて！」
コウ「えっ？」
白鳥沢「他のクラスメイト達から、"キノココンビ"
って…よくからかわれてたなぁ！」
白鳥沢「…あの子、今頃どうしてるのかな」
コウ「…きっと今でもその子は、マッシュルームカットが好きなんじゃないですか？」
白鳥沢「…そうだといいな♪」
コウの言葉を聞き、
白鳥沢は嬉しそうに笑った。
ナツメ「あの人多分、マッシュバーバーの初恋の人だよ…！」
ケースケ「でも名前が違うでしょ？確か、キノちゃんって言ってなかった…？」
トウマ「多分、白鳥沢マヤは芸名じゃないかな？」
ケースケ「あ、そっか…！」
――――――――――――――――――
そして、散髪を終え…
コウ「いかがでしょうか？」
白鳥沢「！素敵…想像してた以上です！なんだか、
子供の頃みたいな元気が出てきた気がします！」
白鳥沢「このお店に来て、本当に良かった…」
コウ「…世界を救えそうですか？」
白鳥沢「…ッ！」
白鳥沢「…もちろん！
マッシュルームは、世界を救うのよ！」
幼い頃の口癖を言いながら、
二人はその時へ戻ったように笑い合った。
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
