第121話 ページ24
NOside
アキノリ「ちょっと！」
A「運転手さん！」
アキノリ「…？」
アキノリとAが声をかけても反応はなく、
少し様子を見た瞬間…
運転手「ヴアアアァァァッ！！！！」
A「なっ…！？」
運転手が顔を上げ、絶叫しながら
あまりにも荒い運転を始めた。
アキノリ「ッ…ちゃんと運転しろよ！！」
運転手「目ェ無イカラ見エナァァァイ！！！」
アキノリの言葉を返すように叫ぶと、
先程と同じようにバスは崖から落ちてしまった。
一同「わあぁぁぁぁぁっ！！！？」
――――――――――――――――――
ナツメ「…はっ！？」
トウマ「っ…」
そして、ナツメ達は再び目を覚ます。
アキノリ「いってぇぇ！！！……あ、いや…痛くない」
ナツメ「大丈夫？アキノリ…」
アキノリ「…あ、そうだ！あの運転手、藁人形だった！」
天野姉弟「えっ！？」
A「そう、顔に目が無いから見えないんだって！」
すると、二人はまた運転手の元へ向かった。
ケースケ「えぇ…？」
A「…ねぇアキノリ、これ……」
Aが何かに気付き、アキノリに声をかける。
それは運転手席の裏にある"柘植眼科"という看板だった。
アキノリ「ん？…うぉっ！？」
アキノリがそれに目を向けると、
その看板は本物の眼球に変化した。
アキノリ「な、なんで目が…？」
運転手「…目ェェェェ！！！」
それに疑問を浮かべていると、
答えるように運転手が叫び出した。
A「多分、この目を運転手さんにつければ…！」
アキノリ「そういうことか！よし…」
そしてアキノリはその眼球を取り、
運転手に勢いよく埋め込んだ。
アキノリ「これでどうだ…っ！」
運転手「…おぉ…！おぉ〜！よく見える！！」
アキノリ「やったぁ！」
A「よかったぁ…！」
運転手「どおりゃああっ！」
目が見えるようになった運転手は、
快調にバスを進ませた。
？「…第二関門も突破か。
…ようこそ、妖魔界"クラネの谷"へ」
――――――――――――――――――
アキノリ「……お？なんだありゃ…！？」
ナツメ「今度は何…？」
A「…これは……」
しばらくすると、大きな穴が現れ
バスはその穴へ一直線に進んでいった。
そして、眩しい光に包まれる。
三人「うわああぁぁぁぁ…っ！！！」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
