第120話 ページ23
NOside
トウマ「…ここは？」
ケースケ「何？あの立て札…」
階段を降りた先には、
『三つ首峠』と書かれた札が立っていた。
そこで立ち止まっていると…
トウマ「…バスだ！」
アキノリ「バス停だったのか…！」
そこでバスが止まり、ドアが開いた。
アキノリは率先してバスに乗る。
A「見た目は普通のバスっぽいよね…」
――――――――――――――――――
NOside
そして席に座り、
五人はバスに揺られていた。
アキノリ「…外側と比べて、中は妖気がすごいな……」
ケースケ「…姉ちゃん」
ナツメ「ん？」
ケースケ「このボタン…！」
ケースケが指をさした先は、
髑髏の口の中に入った降車ボタンだった。
ナツメ「降車ボタン…？」
ケースケ「絶対噛まれるよね…？」
すると、髑髏の顎が突然動き出した。
ナツメ&ケースケ「ひえぇっ！？」
アキノリ「どうした？……っええ！？」
しばらく顎を動かした末に、
その口は固く閉ざされてしまう。
ナツメ「全部閉じちゃった…！！」
A「降ろす気はないってことね……ッ！？」
その瞬間、物音と共にバス内が大きく揺れ出した。
アキノリ「うわぁぁっ！？」
ナツメ「…っ！」
ケースケ「やばいやばい！崖から落ちそうだよ…！！」
ナツメ「えっ！？」
アキノリ「マジかよぉ…うあっ！？」
ケースケがそう言ったのも束の間、
バスは崖から落ちていってしまった。
全員「うわぁぁぁぁぁぁっっ！！」
――――――――――――――――――
ナツメ「…はっ！」
トウマ「ッ…」
アキノリ「あ…？」
ケースケ「…あれ？」
ナツメが再び目を開けると、
そこは落ちたはずのバスの中だった。
ナツメ「私達、崖から落ちたよね…？」
トウマ「どうなっているんだ…？」
A「…これも、試練の一つなの……？」
Aが小さく呟いた直後、
先程のように髑髏の顎が動き始めた。
ケースケ「うわっ、また！？」
アキノリ「これは一体……そうか！もしかしたら、
さっきと同じ時間を繰り返してるのかも！」
ナツメ「えっ…？」
A「確かに、夢にしては何かがおかしいと思ったよ…でも、そういうことなら！」
アキノリとAは立ち上がり、
運転手の元へ向かった。
ナツメ「ア、アキノリ…？Aまで！？」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
