【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属参 (ページ16)

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第113話ページ16

NOside

幼いトウマの目の前には、「頼んで食べてね」との書き置きが貼られたピザのチラシがあった。

トウマ『…またこれ……』

少し落ち込みながらも
注文を決めようとした。その時…

母『ただいま～！』

トウマ『！どうしたの？仕事は？』

母『そんなのどうでもいいの。だって今日は…』

場面が変わり、桜並木の下で
トウマは制服を着ていた。

父『トウマの入学式なんだからな！』

トウマ『父さん…！二人とも来てくれたの？』

父『当たり前だろう？』

母『トウマ、入学おめでとう！』

母『はい、これ』

と、母はトウマに小さな箱を渡した。

父『父さんと母さんからのプレゼントだ！』

その箱を開けると、
中には腕時計が入っていた。

トウマ『わぁ…！』

母『ふふっ…気に入った？』

トウマ『うん！父さん母さん、ありがとう！』

母『ほら、着けてみて？』

父『嗚呼。今のは外してな』

トウマ『うん！』

その言葉に素直に従い、
トウマは妖怪ウォッチを外してしまった。

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NOside

トウマ「…………」

そして、妖怪ウォッチをテーブルに置く。

レイ「ッフフフ…そう、それでいいのよ」

レイ「さぁ…もう一つの大事なものは私が預かるわ。

出しなさい…フドウ雷鳴剣を」

トウマ「……」

トウマはそれに従い、
フドウ雷鳴剣を取り出した。

そして、レイに手渡してしまう。

レイ「ありがとう、トウマくん？」

レイ「…私、見えちゃった。君の未来……。

ここからが大変みたいよ？」

？「そう」

声がした方を見ると、
そこにはハルヤがいた。

ハルヤ「全てはここからだ」

そう言ってハルヤは縄のようなものを作り、
トウマを椅子に縛り付けた。

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NOside

一方その頃…

アキノリ「…もしもし？」

ナツメ「あっ、アキノリ？」

アキノリ「何ぃ？こんな時間に…」

ナツメ「なんか胸騒ぎがするの…。
トウマ達が、メッセにも返事くれなくて…」

アキノリ「まぁ、もう夜だからね…」

ナツメ「…私、思うんだけど……

トウマとA、
千堂レイのところへ行ったんじゃないかな…？」

アキノリ「…えっ！？」