【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属参 (ページ14)

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第111話ページ14

NOside

レイ「気になってるんでしょう？私の言ったことが…」

トウマ「…はい」

トウマ「魔神って、不動明王のことですか？」

レイ「ウフッ、焦っちゃダーメ。
お姉さんがぜーんぶスッキリ教えてあげるから…」

レイ「…あら？」

レイはトウマが着けている
妖怪ウォッチに気がつく。

レイ「時計なんて外さなきゃ…」

トウマ「あ、これは…！」

レイ「時間なんて忘れて楽しみましょう？」

そう言ってトウマの手を強引に掴み、
妖怪ウォッチを外そうとした。

その瞬間…

バチンッ！！

レイ「ッ…！？」

トウマ「だ、大丈夫ですか…？」

レイ「え、ええ…静電気かしら」

トウマ「これ、普通の時計じゃなくて…」

レイ「まぁいいわ、トウマくんが寛いでくれれば。
どうぞ？」

レイにそう言われ、
トウマは素直にソファへ座った。

レイ(…あれが妖怪ウォッチオーガ……月浪トウマを
私から守ってるというの？)

レイ(自分で外させないとダメなようね…
そうでなければ奪うことはできない。

月浪トウマの持つ……"フドウ雷鳴剣"は)

レイ「…ねぇ、トウマくん」

トウマ「はい。」

レイ「私…汗かいちゃった」

トウマ「？」

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NOside

トウマ(…どうして僕が来てるのに、レイさんは
シャワーを浴びてるんだろう。これには一体どんな意味が…？)

トウマ(そういえば聞いたことがある…

京都では、客にお茶漬けを出すことは
"もう帰れ"という意味だとか…

いやこの場合シャワーだから、きっと別の意味が…)

トウマ(まさか…！

レイさんはパーフェクト占い師……
僕が今色々考えていることも、全部お見通しなのか…？

お見通しだと言うのか…！？)

トウマがそう考えを巡らせていると、
シャワー室から声をかけられる。

レイ「トウマく～ん」

トウマ「…な、なんですか？」

レイ「ちょっと私、タオルとシャンプーとボディー
ソープ忘れちゃったみたい。悪いけど取ってくれる？」

トウマ「………！」

トウマ(シャワーを浴びるのに必要な全てを忘れてる…！どういうことだ…？)

すると、シャワーのドアが少し開いた。

トウマ「ッ！？」

レイ「ごめんね～、隙間から渡してくれればいいから」

トウマ「あっ…は、はい！」