第99話 ページ2
NOside
そして、夜…
ケースケ「…あのさぁ、無理でしょ？」
ケースケは長髪のウィッグを被った
アキノリを見ながら呟く。
ケースケ「絶対男だってバレるって…」
ナツメ「なんであんなに堂々としてるの…？」
トウマ「でも、後ろ姿だけなら巫女さんに見えない
こともないよね…」
A「まぁ、確かに…？」
ナツメ「100歩譲ればね…」
ケースケ「オレは1歩も譲れない！」
ジャキンッ！
5人「！」
『今日は如何なさいますかぁ…
スパーッと…いっちゃいますぅ…？』
鎌を擦らせる音と共に、不気味な声が聞こえる。
その声の主は…
ケースケ「で、でででで…っ！？」
アキノリ「出たな…切裂きジョーカー！！」
そう、切裂きジョーカーだった。
『いっちゃいましょうかぁ…スパッと…！』
アキノリは星を描いて妖術を撃とうとした。
しかし…
『失礼しまぁぁす…っ！』
それを撃つ暇もなく、
切裂きジョーカーがアキノリに襲いかかった。
咄嗟にしゃがんで避けたものの、
鎌はアキノリの頭を掠める。
ナツメ「アキノリ！」
ケースケ「大丈夫！？」
A「怪我はない…？」
トウマ「…ここは僕が！」
トウマ「憑依！
幻魔、義経！
我に力を！！」
陸時 義経
トウマの瞳が緑色に淡く光り、
義経の衣装に包まれる。
そして…
義経「義経、参上」
『ヒャハハハハッ！』
義経「覚悟ッ！」
義経は刀を抜き、
切裂きジョーカーに攻撃を仕掛ける。
しかし、鎌で完全に防御されてしまっていた。
『またお越しくださ〜い…！』
そう言い残し、
切裂きジョーカーは姿を消してしまう。
義経「……」
退散したと分かった義経は、刀を鞘に納める。
ナツメ「アキノリ、大丈夫！？」
トウマ「アキノリ…！」
アキノリ「はぁー…びっくりしたぁ…切られたかと
思ったぜ…！」
A「…大丈夫なの？」
アキノリ「うーん…どこも切られてないみたいだ」
ケースケ「よかったぁ…」
トウマ「…今日はもう遅いから、明日また集まって
切裂きジョーカーの対策を考えよう」
アキノリ「そうだな！」
――――――――――――――――――
その後、事務所では…
アキノリ「ふぅ…あ、そういや着けたままだった…」
アキノリは被っていたウィッグを外す。
そして、鏡を見ると……
アキノリ「ん……えっ…！？」
アキノリ「うええぇぇぇぇぇぇっっ！！？？」
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海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
