第126話 ページ29
NOside
朱雀「アニマスは、我ら幻獣を呼び出すことが出来るものだ」
アキノリ「そうか！これで妖聖剣を使えば呼び出せるのか〜！」
トウマ「あの、妖聖剣はどこに…」
朱雀「妖聖剣は………ない」
アキノリ「え？」
トウマ「ない…？」
朱雀「アニマスで使うのは、妖聖剣ではなく…」
朱雀は小さな光を出し、
それはアキノリの手元に落ちる。
アキノリ「お…？」
朱雀「その"幻獣ディスク"を使うのだ」
アキノリ「幻獣ディスク…？」
ナツメ「すごいじゃん、アキノリ！」
トウマ「幻獣って…剣武魔神とは違うんですか？」
朱雀「…嗚呼、その通りだ。
我もかつては、妖聖剣を振るう剣武魔神であった。
だが今は訳あって幻獣の身…それでも、そなた達の
力にはなれる」
朱雀「共に取り戻そう。
奪われし…フドウ雷鳴剣を！」
――――――――――――――――――
NOside
その後、Aは一人で朱雀の元に来ていた。
A「…朱雀さん」
朱雀「…共に帰られたのではなかったのか？」
A「どうしてもあなたとお話がしたくて、少し待ってもらってます」
朱雀「ふむ…して、どうなされた？」
A「改めて…私達に力を貸してくださり、
ありがとうございます！
…そして、私の事を話さないでいてくれたのも」
朱雀「構わない。そなたにも何か訳があるのだろう？
わざわざ人間の姿であの者達の手助けをしているのだから」
朱雀は目を細め、Aをジッと見つめる。
そしてAはその視線に苦笑しながら言った。
A「まぁ、気配を隠さないと他の皆が驚いてしまいますから…。
それに、これは兄上から託された事なので」
朱雀「ほう…？」
A「"いつか、彼らの元に強大な何かが襲いかかるだろう。それを近くで護ってやってほしい"…と」
朱雀「…そなたの兄君は、いったいどこまで解っているのだ？」
A「それは私にも解りません。
ただ…、兄上の言うことに間違いはないと…私はそう思います」
彼女は真っ直ぐな瞳で、朱雀に微笑む。
朱雀「…それほどまでに、そなたは兄君を信頼しているのだな」
A「はい！兄上のことはずっと尊敬しています♪」
ナツメ「おーい！」
ケースケ「Aさーん！」
A「…あ、皆が呼んでますね。ではまた後で、朱雀さん！」
朱雀「嗚呼」
Aは皆の元に駆け寄り、
朱雀もそれを優しく見守っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海(プロフ) - 前の話も全部読みました。すっごく面白かったです！更新停止してるのが悲しいですけど、いつかまた続きを読みたいです (2月10日 12時) (
レス) id: a3f0b979cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこ | 作成日時：2022年2月19日 10時
