【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属 弐

第56話 ページ8

NOside


アキノリ「いい加減にしろぉぉ！！」


アキノリ「見るならお笑い動画じゃなくて怪奇案件
だろうが！


例えばこれとか！」


ナツメ「"わらうドッグマン"？犬男ってこと…？」


ウィスパー「じんめん犬ではないんですか？」


ウィスパーはじんめん犬の絵を見せた。


アキノリ「いやいや、俺レベルの怪奇案件ニストに
なると、じんめん犬はもう古いんだよね」


ウィスパー「古い！？」


A「そうなの！？」


ナツメ「っていうか、怪奇案件ニストって…」


アキノリ「…これ見てみ、Mr.ドッグマンって
ヒーロー映画があるだろ？」


アキノリ「これに似てるからドッグマンって呼ばれるようになったみたい」


ケースケ「これならオレ知ってる！」


アキノリ「だが…うすらぬらに書き込まれてるドッグマンは、映画のヒーローみたいに穏やかなもんじゃないぞ？」


ケースケ「え…？」


アキノリ「わらうドッグマンは、吠えながら鋭い爪で通りかかった人に襲いかかってくるらしい。

全てを切り裂き、わらいながら去っていったって
書き込んでる人もいる」


ケースケ「す、全てを…」


ケースケ「い、いないいない！そんなの絶対…」


ケースケは何を想像したのか、
怯えながら全力で否定する。


ピピッ ピピッ


ケースケ「ひぃっ！何々！？何の音…！？」


アキノリ「妖魔レーダーのアラート音だよ。ひょっとしてドッグマンが出たのかも…！」


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NOside


ナツメ「あんだけ怖がってたくせに、なんでついてくんの？」


ケースケ「ドッグマンなんて存在しないってこと、
皆に証明しなくちゃいけないからね…！」


ナツメ「要は一人でいるのは怖いわけね…」


A「強がるね…」


トウマ「…あ、あれは！」


アキノリ「な…なんだこりゃ！？」


ついた先には、折れた電柱と
腰を抜かしてしまっている様子の少年達がいた。


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NOside


その後公園へと場所を移し、
少年達から話を聞こうとした。


ナツメ「何が起きたのか話してくれる？」


少年1「…俺達、一緒に帰ってたんだ…」


少年2「ダジャレ言いながらね」


少年1「うん…」


ケースケ「…ダジャレ？」

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