【妖怪ウォッチシャドウサイド】エンマの妹は妖怪探偵団所属 (ページ36)

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第35話ページ36

NOside

トウマ「もったいない男か…一体、目的はなんだろう？」

アキノリ「取り憑いた相手の食欲を奪うってのが引っかかるな～」

ナツメ「見ただけで食欲が失せるような姿をしてるとか…？」

ケースケ「それってどんな…？」

ナツメ「例えば…食べ残された野菜達のゾンビを使う、カカシの化物とか…！」

A「カカシでそんなに食欲失くなるかな…？」

ケースケ「や、野菜のゾンビとかあり得ないし…」

ナツメ「へぇ～？じゃあなんで声が震えてるのかな～？」

強がるケースケとからかうナツメを横目に、
トウマは口を開いた。

トウマ「他に考えられるとしたら…

食べ物を全てカビさせる力を持った突然変異のミュータントとか…」

ナツメ「カビ…？」

アキノリ「確かに食欲失くすな…」

A「うん…」

ケースケ「は、は、ははは…なーに言ってんだか！

そんな怪物とか、怪奇現象とか？証拠もないのに
信じられませーん」

ウィスパー「それでは…」

ミッチー「証拠を見せてやろう」

そう言って前のようにケースケを挟むウィスパーとミッチー。
それをトウマとAは呆れるように眺めていた。

アキノリ「まず気になるのは、もったいない男の動機だな！」

ナツメ「食べ物を残す人に何らかの恨みがあるのは
確かね…」

アキノリ「……ん？」

ナツメ「どうかした？」

アキノリ「今気付いたけど、被害者の書き込みには
共通点があるな」

トウマ「共通点？」

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NOside

そして、5人はラーメン屋へ向かった。

アキノリ「うすらぬらの書き込みによると、ここの
ラーメンを食べきれなくて、

もったいない男が出たって証言が多いんだ。」

店員「おまちどおさま～」

アキノリ「おっ！」

店員「こちら、超メガ盛りラーメンです！」

話していると店員が注文したラーメンを持ってくる。
そのボリュームは凄まじかった。

店員「はい、こちらも！」

ナツメ「うわぁ…普通に食べきれないでしょ、この量は…」

A「わぁ…私、ラーメン食べるの初めて！」

アキノリ「えっ、マジ？」

ケースケ「今まで食べたことないの！？」

A「うん！」

ケースケ「うんって…」

トウマ「Aはお嬢様だからね」

ナツメ「忘れてたけど、この子かなりの箱入り娘だったわね…」

アキノリ「ま、まぁ…とりあえず食べようぜ！」