落ち着け83 ページ34
「それだったら良いの!?」
『え、いいけど・・・』
さっき言った言葉でみんなの目がキラキラと輝いていた。
「はやくジェットコースターの列に並ばないと乗るの遅くなるんじゃないのか?」
『そうだね!はやくならびにいこう!!』
私たちは急ぎ足でジェットコースターの方へ向かった。
はやく着いたのにも関わらず待ち時間は約一時間ぐらいだった。
でもなぜか前に並んでいた人たちがどんどん他の乗り物の所に行っていったので、約三十分待って乗ることができた。
こんなに運がいいことなんてあるんだ・・・
「しっかりと安全レバーを下げてくださーい」
と係員のお姉さんのアナウンスがかかる。
『なんかアナウンスがかかると緊張しません?』
私は隣にすわっている薫先輩に声をかける。
「そう?じゃあAちゃんの緊張をほぐすために手でも繋いじゃおっか!!」
と、言いながら手を握ってきた。
『えっ、ちょ、先輩「それでは楽しい空の旅へいってらっしゃーい!!」
私がいい始めたとき、お姉さんの声が被って薫先輩には何も聞こえていなかった。
ジェットコースターはガタガタと大きな音をたてて上へとのぼっていく。
「Aちゃん、Aちゃん」
『ど、どうしました先輩・・・・』
「ものすごく手が震えてるけど怖い?」
『ソ、ソンナワケナイジャナイデスカー』
久しぶりのジェットコースターであり
何よりここのジェットコースターはスピードがはやく、
距離がヤバイほど長いことで有名らしくすこし恐怖心の方が勝っている。
「ふふっ、素直じゃないなぁ〜、じゃあこのままでいるからね!!」
薫先輩はさらに握る手をギュッとしてきた。
『せ、先輩・・・・あああああああああああああああ!!!!』
今度はジェットコースターが一番上までたどり着き落ちるタイミングと私の声を出すタイミングが重なってしまった。
タイミング悪すぎんだろおおおおおおおおおおおお!!!
乗り終わったあと私の魂が抜けかけてグッタグタになっていたことは言うまでもない。
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海希 - 蘭さん» ありがとうございます!!これからも頑張って更新していきたいと思います! (2017年12月29日 10時) (レス) id: 426add2276 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - わぁぁぁぁぁ!!続編、おめでとうございます♪これからも、更新頑張ってください!応援します! (2017年12月28日 10時) (レス) id: 6e6211a93d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海希 | 作成日時:2017年12月26日 9時