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第82話 ページ2

冬馬side

……全てが気のせいなら。
俺がさっき見た光景が全て気のせいなら。
こんなに驚くことはないはずだ。
でも、俺は見てしまった。
こっそり誠についてきたせいで見てしまった。
飛騨が本校舎へと入っていくのを。

冬馬「裏切り……か?」

まさか、そんなはずはない。
でも思考は……
その結論に至った。
いや、それ以外ありえるわけがない。

誠が本校舎(むこう)の奴等と戦いだした。
ここはひとまず俺は逃げてた方がいい気がしていてきたな……
というわけで俺はひとまず家へと帰った。

さなside

今、誰かがいたのは気のせいだよね。
でも、私はこうするしかないんだよ。
海音くんには家族がいる。
けれど、私は、私達は養護施設で育った身。
親なんて顔も覚えてないようなもの。
そんな私達を引き取って育ててくれたのが校長先生だから。
だから、私は従わなければならない。
あの人の掲げることを実現するための手となり足とならなければならない存在。

……許してほしい。

私だって本当はこんなことしたくない。
でも逆らえないから。
助けてくれた校長先生にさからいたくはないから。
だから、だから。

さな「ごめんね、優希ちゃん。私はこうするしかなかったんだよ……」

私の小さな小さな呟きは周りの声によってかき消されていった。
ごめんねという言葉を残して、私は邪の力を受け入れた。

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柊沢花月(プロフ) - すみません、今まで見るだけにさせていただいておりましたがサーバーが重くなったら困るのでこの続きは【http://id52.fm-p.jp/623/TRPGyarou/】の方で言っていただいてもよろしいでしょうか?即席というところを用意いたしましたので。 (2017年5月7日 11時) (レス) id: aaf9023767 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柊沢花月 | 作者ホームページ:http://id42.fm-p.jp/436/kagetu331/  
作成日時:2016年10月25日 7時

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