ただの大学生は小さくなった浦島坂田船を育てなくてはいけないようです。ぱーとつぅー【歌い手】

ろくじゅうわ！ ページ22

気がつけばもう家についていた



し「ほらA降りるで」


『んー、』



眠い目をこすりながらも起き上がり家へはいる



まふとそらるさんは先に帰ったようだった




『あー、疲れた〜〜』




さ「せやけど、すっごい楽しかったな！」





たしかに色々あったよね笑笑





う「もう夕方だけど夕飯どうしようか」




セ「今から作るのも面倒ですしね」





『…出前取るか』





し「せやな、どこにしようか」





うーん、出前か、久々だし何がいいのか分からん




う「それならいつも俺が頼んでるとこでいい？」




『うん、任せるね』




う「りょーかい」





そう言って電話し始めたうらたん





内容からして出前には珍しくイタリアン系なようだった





イタリアンかぁー、ペペロンチーノとか食べたい笑





そんなことを思っているうちにいつのまにかうらたんの電話も終わったようで




う「すぐ来るって」





どんなのが来るんだろ、楽しみだな♪








そう思っていると再びうらたんが口を開いた





う「あの、さ、」




『ん？』





う「俺たちこうして無事に戻れた訳じゃん？」





『あっ、そうだね、おめでとう』





う「ありがとう？って、そうじゃなくて」





『？』





う「俺たちもそれぞれ家があって、センラとかも仕事もあるわけで」






『…あっ、』





忘れてた、この期間あまりに馴染みすぎて





セ「会社も長いこと休んでしまってるしね」




し「俺もニコバーに顔出さんと」




さ「てか、僕の無断欠勤大丈夫なんかな」




セ「そういえば気づけばダンボールみたいな状態やったしね」





みんなが話すのを私はぼーっと聞いていた






そっか、みんなとお別れか





ピーンポーン





家のチャイムが鳴った

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