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『・・・・・・』
「・・・そうか、聞こえないんだったな」
反応が無い事を疑問に思った風間さんはそう言った。
風間さんでもちょっと抜けてる所があるんだ、と思った。
そして風間さんは携帯を取り出し、文字を打っていった。
そっか、今は携帯っていう便利なものがあったんだな。
文字を打ち終わった風間さんは、彼女にその携帯を見せた。
ーーー
ボーダーに入らないか?
ーーー
「生身でそれだけなら十分な戦力になるはずだ。
聞れば尚更だがな・・・。
俺自身、期待してる所がある」
正直、風間さんにそこまで言わせるなんて思ってなかった。
まぁ僕自身も興味が無い訳では無い。
それに、彼女がYesを出せば消さなくてもいいかもしれない。
僕にとって最悪の事態が起きないかもしれない。
それを祈りながらじっと彼女を見つめた。
『・・・・・・』
彼女は紙とペンを取り出し、書き出した。
ーーー
貴方はそれを望んでるんですか?
ーーー
「・・・もちろんだ」
風間さんはそう言いながら頷いた。
僕も心の中で賛同した。
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ましゅ**(プロフ) - 内容がとても好きです。続き楽しみにしています!頑張ってください! (2017年1月5日 0時) (レス) id: 61a1643554 (このIDを非表示/違反報告)
霧羽蒼唯 - すごくこの、きくっちーの距離感、心境の表現が好きです!!更新頑張ってください!!応援しています!! (2016年4月23日 9時) (レス) id: 47c79eb45e (このIDを非表示/違反報告)
南瑠璃(プロフ) - こたきんぐさん» ありがとうございます! (2016年4月10日 21時) (レス) id: b005845afa (このIDを非表示/違反報告)
南瑠璃(プロフ) - ひさやさん» ありがとうございます(人´口`) (2016年4月10日 21時) (レス) id: b005845afa (このIDを非表示/違反報告)
南瑠璃(プロフ) - soyonさん» ありがとうございます\(°∀° )/ (2016年4月10日 21時) (レス) id: b005845afa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:南瑠璃 | 作成日時:2016年4月7日 0時