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#6 ページ6

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「菊地原」



「何ですか?」



「この女と会話をするのは可能か?」



「・・・何か書くものがあれば」



風間さんが何故こんな事を聞いたのか、なんて言う程までの事じゃない。



彼女を本部に連れていくよう促さなければならない。



ボーダーが保護した一般人は機密保持の為に記憶を処理しなければいけないから。



だから同行してもらう為の許可が必要だった。



正直、本意じゃないけど・・・規定だから仕方がない。



そして彼女の方を向き、″書くものある?″と口パクで喋り、ジェスチャーで示した。



彼女は、手に持ってたバッグから紙とペンを取り出し僕に渡した。



・・・何だろう、この懐かしい感じ。



昔からこうやって口の形やジェスチャーで意思疎通し合ってた。



今もこうやって通じるんだ、と思うと何か変な感じがした。



そして僕は紙にこう書いて彼女に渡した。



ーーー



ボーダー本部に同行お願いします。



ーーー



『・・・・・・』



彼女はヘッドホンを取り、コクンと頷いた。



ヘッドホンをしてるのは多分、話しかけられても聞こえないフリが出来るからだと思う。



「じゃあ行くぞ」



風間さんをそう言われ、本部へ向かった。



それと同時に何とも言えない感情が僕を襲った。




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設定タグ:菊地原士郎 , ワールドトリガー   
作品ジャンル:アニメ
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ましゅ**(プロフ) - 内容がとても好きです。続き楽しみにしています!頑張ってください! (2017年1月5日 0時) (レス) id: 61a1643554 (このIDを非表示/違反報告)
霧羽蒼唯 - すごくこの、きくっちーの距離感、心境の表現が好きです!!更新頑張ってください!!応援しています!! (2016年4月23日 9時) (レス) id: 47c79eb45e (このIDを非表示/違反報告)
南瑠璃(プロフ) - こたきんぐさん» ありがとうございます! (2016年4月10日 21時) (レス) id: b005845afa (このIDを非表示/違反報告)
南瑠璃(プロフ) - ひさやさん» ありがとうございます(人´口`) (2016年4月10日 21時) (レス) id: b005845afa (このIDを非表示/違反報告)
南瑠璃(プロフ) - soyonさん» ありがとうございます\(°∀° )/ (2016年4月10日 21時) (レス) id: b005845afa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:南瑠璃 | 作成日時:2016年4月7日 0時

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