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ご飯を食べ終え、各自部屋に戻って行った
私も部屋に戻るために長い廊下を歩いていた
ｶﾂｶﾂ
長い廊下に自分の足音が響く
だが、途中から足音の数は増えた
『……誰ですか？』
足音が止まり、後ろにいたのは兵士だった
『え、兵士さん？どうしましたか？』
｢祐さん、貴方がみさき様に暴力を振るっていると聞きましたが、本当でしょうか｣
何故か見覚えのある光景。
『すみません、何の話でしょうか』
｢しらばっくれないでください｣
『いや、だから知らないんですが』
｢……っそうやって平気で嘘をつく人だとは思いませんでした……！！ましてや暴力なんて！！｣
『ちょ、ちょっと待ってください
それはどこ情報なんですか？』
｢兵士の間で噂になっているんです｣
｢中には、みさき様の意中のショッピ様と祐さんが仲良くしていたというところを目撃したものもいます｣
『え、待ってそれだけですか？私を疑ってる理由って』
｢まだしらばっくれるんですか……！｣
｢みさき様のことをなんだと思ってるんだ…｣
｢俺たちはみさき様や幹部様の頑張っているところを何回も見てきたんだ！それなのにぽっと出の町娘に邪魔されて、暴力も振るわれて………………早く出ていってくれよ｣
なんかさ、ここに来てから見覚えのある光景を何回も見てるんだけど
『私は出ていきません』
｢……は？｣
｢こいつ何言ってんの？｣
ｶﾞｯ
殴られた。
｢早く出てけよっ！！！！！このクソ野郎がっ！！！！！！｣
私は唖然とした
いや、唖然とすることしか出来なかった
なんでいつもこうなる？
なんで幸せな時にこうなる？
希望の光が差し込んでいる時にどうしてこうなる？
あ、私って幸せになっちゃいけない運命なんだ
なるほどね
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作者名：祐 | 作成日時：2020年2月15日 15時
