鈍感姫35 ページ36
アーヤ視線
そんな声が聞こえたかと思えばたくさんの乗客達を掻き分けて上杉君がやってきた
私は目を見開く
なぜ、上杉君がここに?!
私が混乱している中、
上杉君は無理やり私を掴む男の人の手を引き離して、私を自分の後ろに隠した
上「と言う事でごめんな、おじさん」
上杉君が皮肉の笑みを浮かべてそう言った
もちろんその人は黙っていない
『いや、その子は俺と遊びたいでしょ。ごめんね、君勘違いしちゃった？』
上「勘違いしてんのはお前だろ。」
上杉君は余裕そうに軽々と言葉を返していった
そしてその時だった
小「アーヤ」
えっ?!小塚君?!
上杉君が来た方向とは反対側から小塚君がやってきた
小「ここは上杉に任せて行くよ」
そう言って小塚君は私の腕をひいて隣の車両まで移動する
そして、次の駅に着いて私達はそこで降りた
小「大丈夫だった？何もされてない？」
小塚君が心配そうにそう言った
けれど、私は不思議でたまらなかった
彩「どうして上杉君と小塚君がここに？」
上杉君とは前に会ったけど、今回は小塚君も一緒だなんて不思議だった
小「あー、それはね」
小塚君がそう言いかけた時
上「これから小塚ん家で勉強すんだよ」
上杉君がこちらに歩いてきた
わっ!!無事だったんだね!!
私がそう思って見ていると、上杉君はズカズカとこちらにやってきて私の前で止まった
上「お前さぁ、最近こういうの何件目だよ」
こ、これを入れて３件目、位かな...
上「隙がありすぎなんだ。お前は」
ううっ、ごめんね...
上「まぁ、お前が無事なら、良かった...」
えっ？
見れば上杉君の頬はほんのり赤くなっていた
ﾌﾌｯやっぱり優しいw
小「あっ、アーヤこの後空いてる？」
え？この後？
彩「うん？今日は秀明ないから」
全国テストが控えてるからね
その勉強のために休みなんだ
小「じゃあ僕の家でアーヤも勉強しない？」
へっ？
私はビックリして小塚君を見る
すると、小塚君は慌て出した
小「あ、いやだったら全然断ってくれていいから、ね？」
断る？そんな理由は
彩「私、行きたい!!」
もちろんない!!
だってつまりこのメンバーって事でしょ？
数の上杉君にシャリの小塚君
で、一応国語の私
英語ならまだ出来るし、凄く最高だ!!
こうして
上「じゃあ、さっさと小塚ん家行こうぜ」
私と上杉君と小塚君で勉強会をする事になりました
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
