鈍感姫31 ページ32
アーヤ視線
翼「ねぇ、アーヤ。俺の事、どー思ってんの？」
へ?!
翼「答えてくれるまで離れてやんない」
えぇ?!
翼の事をどー思ってるかなんて...
そりゃあ、カッコいいし。１番信頼出来る心の友だし...
私はそう思って翼を見た
その瞬間真っ赤になる
うっ、顔が整い過ぎてて直視出来ないっ!!
けれど、翼はそんな私にお構い無しに距離をつめてくる
翼「で、どーなの」
彩「え、えっと、あの...」
うわーん!!頭が回らないよぉ!!
その時だった
「やっと見つけた。」
へ？
そんな声が聞こえたかと思えば後ろに強い力で引き寄せられる
「なんで逃げたりしたんだよ。俺傷付いたんだけど」
この声って...
彩「わか、たけ？」
若「しかも美門とイチャついてるし...。俺のメンタルそこまで強くないんだぞ。」
そう言って翼を睨む若武
翼「だって、あんな目立つ所で待ってたらダメに決まってるでしょ。ま、そのお陰でアーヤがどこを通るのか分かったけど」
え？
若「は？それって.....お前っ!この俺を利用仕上がったな!」
翼「あ、気付いちゃった？」
そして喧嘩し出す二人
私は耳元でワーワー騒ぐ二人に苛つく
それで間に割ってはいった
彩「仲良くしなさい!」
すると、面白そうに若武を見る翼と
それを睨み付ける若武
若「アーヤ。こんな奴忘れて俺と二人で帰ろーぜ」
はい？
翼「ちょっと、アーヤは俺と帰るんだけど」
えっと、それも聞いてない
すると、二人揃って私の方を見た
「「どっちにすんの？」」
えぇ...
若「俺だよな？」
翼「いや、俺でしょ」
若「絶対俺だ!」
翼「へぇ、チビの癖に」
若「なっ!お前それ言いあがったな!」
それで掴み合いになる二人
私は止める気にもなれずにこっそりとその場を去る
そうやって歩いていると
黒「あれ、アーヤ」
黒木君!
黒「どーしたの？裏口の方から出てきたけど」
私は黒木君の問いに苦笑いを浮かべた
すると、
「アーヤ!!どこだ?!」
「俺、アーヤ探しなら負けねーから」
「お前ずりぃぞ!」
そんな声が聞こえてくる
わわっ、早く帰らないと
黒「なるほどね」
黒木君が納得したような声をあげる
はて？
すると、黒木君は私の手をとった
え?!黒木君?!
「ちょっと、着いてこないでよ」
「別に着いてきてる訳じゃねーし....って黒木?!」
丁度そこに若武と翼がやってくる
すると、見せびらかすように繋いだ手を高くあげる黒木君
黒「今回は俺の勝ちだ」
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なし - キュンキュンした！次作楽しみにしています。 (3月29日 10時) (
レス) @page50 id: 792070fc33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 最後まですごく楽しく読めました！！文章も読みやすかったです(*^^*) (2022年11月14日 17時) (レス) @page50 id: 274a64e1a4 (このIDを非表示/違反報告)
H,Cチ(プロフ) - ちょっとアーヤが羨ましいかも... (2022年3月17日 16時) (レス) @page50 id: 6d314ccbf9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 相変わらず鈍感なアーヤが可愛いかった！ (2021年1月13日 15時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
ごましお(プロフ) - いや好きすぎるっ！全員の恋が叶って欲しい (2021年1月11日 22時) (レス) id: 8a70c2ec5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわぽわ? | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/minami08221/
作成日時：2020年5月7日 16時
