悪魔との復讐は終わらない

悪魔の契約16 ページ17

芽衣視線


颯「じゃあ当ててみな。答えあわせしてやるから」

な、なんですと?!

私は考えた

でも、思い当たるのは１つだけだった

芽「颯真がクズすぎるから？」
颯「そんな訳あるか!!悪魔の世界では普通なんだよ」

え、颯真みたいのがいっぱいいるの。

颯「でも、もうお前だけの復讐じゃなくなったって訳だ」

え？

芽「な、なに?!どー言うこと?!お願い!!颯真教えて!!」

颯「やーだね！復讐が成功したら嫌でも分かるよ」

芽「今知りたいの!!!私がそう言う人なの分かってるでしょ?!」

颯「分かってるよ。そー言う奴をからかうのがすげぇ楽しいって事もね♪」

芽「颯真のクズ!!こんのっ！ほんとにクズ!!」

颯「芽衣ってたまに子供っぽくなるよね。普段はあんなに完璧オーラ放ってるのに」

芽「私がどれだけ苦労して完璧やってるか分かってるの?!って、明日地理テストあるじゃない！」

颯「え？芽衣なら大丈夫なんじゃないの？」

芽「私だって苦手な物くらいらあるの!!テストはなんとか完璧にやってるけど。あなたはないの？」

颯「んー、俺は本気出せば満点なんて余裕だからねぇ。でも満点とかとっちゃうと悪魔ってバレるかもしれないから俺は平均点をとるのを頑張ってる」

芽「え?!じゃあ....」

私は停止する

だってこの人本気出せば満点余裕って!!

悔しすぎる。

颯「教えてあげよっか？」

うっ、確かに教えて貰えるのはすごく嬉しい

でも、このクズに教えてもらうと一生その事言われそうだし、人に力を貸して貰うなんて完璧としてどーなのかしら。

芽「嫌だ。貴方に教えてもらうほど腹立つ事ないし、」

颯「あんたはそのプライドどーにかしたら？」

芽「プライドじゃない!!ただ人に力を借りるなんて完璧としてどーなのかと...」

颯「それをプライドって言うんだよ」

芽「なぬ?!」

颯「それにもうあんたほぼ完璧じゃないでしょ？あと俺は人じゃなくて悪魔だしあんたのパートナー」

ムカつくぅ!!

けど、正論。

確かにこの人はパートナーだ。

頼ってもいい、の？

私は今まで誰かに心を許したことがあるのだろうか。

いや、まず誰も私にこうやって声をかけなかった

私は完璧だからって

せっかくの機会を私は失っていいの？

それはある意味私のプライドが許さない...。

芽「教えて、くだ、さい...。」

私は颯真をしっかり見てそういった

すると、

颯「やーだね♪」

...は？

そう言う奴からかうのがすげぇ楽しいって事もね♪___

こんっの！

芽「クズ！！！」

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