美門翼には双子の妹がいました。〜立て籠り事件版 〜

☆ ページ27

翼視線



なんでこうなった..。

今、俺は黒板の前にある"首吊りだい"の前に立っている

そして、右側には

山『貴方、本当にただ者じゃないのね。』

山嶺花が面白そうにそう言った。

そしてその先には

花「余裕ぶっこいていられるのも今のうちだから。」

そう言って山嶺花を睨み付ける花音

ＫＺの奴らを見れば"ドンマイ"とでも言いたそうな顔をしていた

くそっ、

癒しを求めてアーヤを見ると"大丈夫？"と口パクで聞いてきた

ほんとに天使だ。

でも、俺全然大丈夫じゃないよね。

俺は首を横にふった

そして、口パクで"まぁ頑張るよ"と伝える

今、一定の人だけ眠っている

それは催眠能力者幸川紗菜(こうがわさな)の協力のもとでだ。

だから若武、上杉、アーヤ、七鬼、花音、空野、川名、幸川、北野、山嶺花、俺だけがこの教室で動いていると言う訳だ

なぜ、こわなことになってしまったかと言うと遡ること１時間

あの時、花音が予知をして山嶺と吉村に俺が捕まっていて気絶していると言うものをみたらしい

空野によればそれは結構不味いと

七鬼によれば山嶺もヤバいオーラ放ってるけどそれ以上に花音の黒いオーラが怖いと

そしたら上杉が『この際こいつらをぶつければよくね？』とか言い出したんだ

それで若武が『じゃあ美門をかけた勝負をすればいい!!!』とか言い出して

黒木と小塚の協力の元、山嶺花を誘き出すことに成功

で、俺はこうなってしまっている

しかも勝負内容がもう一人の能力者を見つけるなんだよ。

花音チームが先に見つけたら山嶺は吉村の事を俺らに話す

でも、山嶺が先に見つけたら俺が首吊りと言う。

俺の命がかかった勝負と言う

ちなみに北野秀輝(きたのしゅうき)と幸川紗菜をどーやって仲間につけたかと言うと、

北野が能力使って、俺達は完全に油断してたから全員普通に動いちゃって

話さず終えなかったと言うか、なんと言うか..。

で、バラされたくなかったら仲間に入れてって言われて、じゃあその代わり協力してほしいと花音が言って

こうなった。

花「あ、貴方も知らないの？」
山『だから知らないから探すんでしょ。』
花「ほんとに知らないの？」
山『嘘ついてどーすんのよ。』
空「美門花音、本当にそうっぽいよ。」

空野がそう言うと信じたっぽく黙る花音

俺はこの人に命を預けていいのだろうか..。

そう思って花音を見ているとそれに気づく花音

花「たっ君、その気持ちは二人の時に聞かせて、ね」

うん、違う(°▽°)

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