美門翼には双子の妹がいました。〜立て籠り事件版 〜

☆ ページ24

アーヤ視線



そして、教室に戻るとＫＺメンバーと川名君と空野さんが揃っていた

彩「どーしたの？」

私は上杉君と空いてる所に座る

若「空野情報なんだけど、この中に吉村の共犯者がいるらしい」

え?!

翼「それって誰なの？」

空「.......山嶺花(やまみね はな)。今の狙いは美門翼」

翼が?!

翼自身も驚いていた

けれど、本人が声を出す前にあの子が声をあげた

花「なっ!!たっくんを狙ってるって言った?!」

空「い、言ったけど。」

花「はぁ?!許さない!!あいつなに私に許可なくたっくんの事考えてﾑｸﾞｯ!!」

花音ちゃんが怒りだすと翼がそれを止める

翼「ごめん、空野。続けて？」

すると、空野さんが口を開く

空「あいつの狙いはこのクラスを無力化させること。だから中心になって仕切ってる美門翼をまずは黙らせようって作戦っぽい」

なるほど。

若「そいつはアーヤの事は狙ってねーの？」

空「ん、吉村が彩ちゃんには手を出すなって言ってるっぽいよ。」

花「え、彩ちゃん狙ってくれた方が私的にはうれしいんだけど...。」

ううっ！

花音ちゃんは翼の為になるとブラックになるんだ

皆その発言ｷﾞｮｯとしていた

翼が注意しようと口を開いたその時

空「は？彩ちゃんが狙われるくらいなら美門翼なんてどーでもいいわよ。」

へ？

私がポカーンと見ていると翼が言った

翼「空野はアーヤのファンだからね。アーヤ大好き空野VSアーヤ嫌い花音だ...。それに空野は俺の事嫌いだから、」

な、なに?!その戦いは...?!

つまり翼大好き花音ちゃんVS翼嫌い空野さんでもあるってこと?!

花「な、なに言ってるの?!たっくんは神からの恵みなのよ?!彩ちゃんなんて別に宅配便とかで頼めばいつでも来そうじゃない!!」

うっ!!

何気に傷つく...

空「彩ちゃんは女神と天使を持ち合わせた最高傑作よ。美門翼はしょせん可愛がられてるペットかなにかじゃない。犬が散歩してるのみて皆が可愛い可愛い言ってるのと同じよ」

私女神でも天使ない!!

そう言ってバチバチと二人が睨み合う

それを川名君が頑張ってとめてる

若「なんか、お前らいいなぁ」

そう言って若武が私と翼を見る

あー、若武は誉められるの大好きだもんね

上「お前、充分チヤホヤされてるだろ。」

うん。確かに

すると、ﾆﾔﾘと笑う若武

若「お前俺の事羨ましいんだろ」

んー、多分違うと思う

そして、喧嘩しだす二人

あーあ。

忍「なぁ、これどーすんの。」
翼「どーしよっか。」
彩「う〜ん」

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