美門翼には双子の妹がいました。〜立て籠り事件版 〜

☆ ページ22

翼視線



あ、あはは...

なんか、アーヤとか花音の所でわーわーやってんなぁって思ったら俺の名前が聞こえてくる

『立花さん！美門オススメ!!!』

は？

見れば、前田がそこに参戦していた

俺が拳構えて行こうとすると

川「こら、まてまて美門」

川名に捕まる

川「アホくさいけどあれがあいつの気遣いなんだよ。まぁ、俺も空野さんになにかされたらたまったもんじゃないから俺も行くけど」

そう言って川名と一緒に前田の元へ向かう

そこでも若武と花音と前田と七鬼がわーわーやってた

こいつらなぁ

俺が一発なにか言ってやろうと思っていると

彩「私は誰とも付き合わない!!!」

アーヤがそう言うとわーわー騒いでたやつらは静かになる

俺、地味にフラれてない？

花「あんた、」

最初に声をあげたのは花音だった

花「たっくんをふっﾑｸﾞｯ!!」
翼「花音、いい加減にしよっか？」

俺がそう言えば高速で首を縦にふる花音

うむ、分かったならよろしい

若「ﾁｪｯ,俺のどこがダメなんだよ。」

ガキくさい所とか？

忍「若武、ドンマイ！」
若「お前もふられてんだよ!!チクショ！」

俺は自分で行動してねぇのにこいつらのせいで...

花前「「(....？)」」

上「あの、」

え？

見れば上杉が立っていた

上「そこの、茶髪の奴」

すると、上杉はアーヤを指差す

上「その、ちょっと来て」

はぁ?!

俺達は呆然と立ち尽くしていた

アーヤもポカンとしていたが、正気を戻して事件ノートを持って上杉と教室を出ていった

若「え、あいつ、え？」

若武は言葉も出ない感じだった

だって記憶消された上杉が女子に話し掛けるなんて!!

花「あー、私が言ったんだ」

俺のとなりでそう呟く花音

え、上杉になにしたの。

花「私、全然分かんないから彩ちゃんに聞いてって。」

若「あー、そう言うことか。でも、上杉にしてはすごくね？」
忍「片割れにはどんな感じだったの？」

すると、ムスッとする花音

花「私、記憶ないって聞いて優しくしてやったのにありがとうも言われなかった。」

んー、上杉は感謝してたら言う気がするけど

多分花音が感謝するような感じじゃなかったんじゃない？

空「川名」
川「えっ!!あっ、空野さん！」

すると、コソコソと川名になにかを伝える空野

川「えっ!!え？」
空「伝えて。」
川「あ、あのさ、なんかこの中に吉村の共犯者がいるっぽいんだって」

え、共犯者?!

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