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吉良吉影 ページ38
私の名は吉良吉影。
今は彼女と散歩中だ。彼女といい場所でお昼ご飯を食べようと思ってね。
歩いているといつの間にか、同僚達が話していた林に着いた。
…行ってみるか。
ガサガサ…
周りを見渡すと、1人の少女がベンチに座っていた。
「…やあ。」
私は少女に挨拶をした。
少女はぺこりとお辞儀をした。
ふむ、ここはなんだか居心地がいいと言うか、不思議な感じだ。
それに、涼しくて、葉っぱ1枚1枚が綺麗だ。
決めた。ここでご飯を食べよう。
残念ながら彼女と食べることは出来ないがね…
「ここでお昼ご飯を食べたいのだが、いいかな？」
『はい。』
私はは紙袋からカツサンドを取り出そうとした。
！！あ、危なかった。危うく彼女が袋から出てきてしまうところだった。
私はカツサンドをそっと取りだし、食べ始めた。
『…あの、名前、なんて言うんですか？』
「吉良吉影。君は？」
『私は、四乃宮Aです。』
いい名前じゃあないか。
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作者名：みなみな美奈紀 | 作成日時：2022年9月16日 0時
