【おそ松さん】私には六つ子の弟達がいる。

まだだ！まだ終わらんよ！ ページ5

一松side

えー...えっと...っっ！


何言えばいいのかわかんねえ！なんだこの狂った空間！


あのおそ松兄さんがやられた！


チョロ松兄さんはトイレにこもった！


クソ松は『俺のブラザーに手は出させない！』って言ってA姉さんに遊ばれてる。


十四松はトッティに連れられて家から飛び出た。多分今日は帰ってこない。


俺は....みんな４〜５歳児なのに(見た目)俺は....中学生ぐらい。


こんなゴミクズにはみんなとお揃いになる資格なんてねえって？ああそうですよ！


待てよ..じゃあ今は俺がみんなの兄貴..？


クソ松に『一松おにーたん』って言ってもらえるのでは...！？


一「ククク...」


姉さんナイスだよ！


カラ「いちまちゅ！逃げろ！」


一「え...」


A「中学生くらいかな？大丈夫だよ一松....私はどんな姿の弟も愛せるから..ね？」


一「ヒィ...！」


無理！何あの姉さん！今までとは次元が違う！怖い！


一「あ..あ...」


あれ？体...震えて動かない..これ...涙？


俺....泣いてるの？....恐怖で泣くとか...バカみたい..


A「一松...泣いてるの？」


カラ「！！？？」


一「泣いてない..」


弱いところを見せたら付け込まれる...精一杯強がって見せないと...


時間稼ぎになるかもわからないけど...チョロ松兄さんを連れてクソ松が逃げてくれれば....


A「一松はカッコいいね〜。」


は？


A「兄弟のために囮になろうとするなんて、お姉ちゃん泣ける〜。」


っ！


一「何で僕が？わけわかんないよ？」


A「お姉ちゃん、なめてもらったら困るな〜？」


カラ「？ どういうことなんだ？」


クソ松！？


一「僕なんもないし！クソ松黙って！」


A「一松〜？さっきから《僕》って言ってるよ〜？おかしいね、いつもは俺なのに。」


.......違う


A「動揺するとなる癖だよね〜....ねえ？カラ松。」


一「は？クソ松関係無いだろ！？」


どういうことだよ....わかんねえよ！


カラ「そうだな....いちまちゅは心に乱れがあると僕になるぞ。小さいころから見てたからな！
　 間違いない！」


一「違う、つってんだろ！黙れクソ松も！お前も！」


A「も〜。カラ松のせいでとばっちり食らったじゃんか〜。」


カラ「俺のせいじゃないぜ姉貴！」


一「黙れ！」


カラ「ひぃ！すまん！」


A「...で？兄弟を必死で守ろうとした一松君？」


あ...あぁ...


A「お姉ちゃんに逆らった罪は重いよ？」

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