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２週間前の話。
毎年学校で行われる文化交流会。
クラスから実行委員を選出するのに、見事にジャンケンに負けた私。
KZの活動に塾にと忙しいのに……
嫌だけどジャンケンに負けてしまったから仕方無い……
割り切って挑んだものの、初めての委員会で委員長を決める時、またしてもジャンケンに負けてしまい、副委員長に。
自分の運の無さに茫然としてしまった。
そして、今。
今年の交流会のテーマは『和楽器』。
副委員長である私は先生に言われ、ここにいる。
『○○町で箏の教室をしている先生に挨拶に行ってこい。気難しい先生だから心して行けよ。でないと文化交流会に来てもらえないからな。』
いつも冗談を言っている先生に真剣に言われたから覚悟して来たのに……
今さら公演中止なんて、ありえないでしょ。
「あの、お二人は演奏できますよね？」
私は学校の箏部の子に言われた事を思い出した。
『立花さん、藤岡先生の所にお願いに行くんでしょ？だったらお孫さん達に頼んでよ。超格好いいんだよ。箏を弾く姿、めちゃくちゃ美しいの。』
その時はお孫さんは女性だと思ってた。
私の中で箏って女性のイメージが強かったんだ。
でも、今こうして目の前の二人が先生のことを“ばーちゃん”て呼んでるし、箏部の子が言ってた“美しい”にも納得がいく。
「何で俺らが？」
「うん……面倒くさい。」
二人して心底嫌そうな顔。
気持ちは分からないでも無いけど、私も引き下がれない。
「お願いです。人助けだと思って協力して下さい！」
頭を深々と下げる。
「……どうする？」
「ん〜……じゃあ、賭けをしない？」
かけ？……
「今から一月の間、俺と千の見分けがついたら出てあげる。」
顔を上げると壱さんのニヤニヤしている顔。
壱さんは千さんと違って良心的かと思いきや、やっぱり兄弟。
嫌な笑顔は瓜二つ。
「出来ないんなら断ってもいいよ。ま、一月の間に見分けがつかなかったらドタキャンになるだけ。俺らには全く関係無いけどね。」
「壱……悪い奴だな、お前。」
壱さん肩に肘を乗せて同じ顔が私を見下す。
挑発的な言い分にだんだん腹が立ってきた。
「分かりました。見分けてみせます。必ず！」
あ〜……売り言葉に買い言葉……
後悔先に立たず……
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千祥(プロフ) - nana 名無し82170号さん» 楽しんでいただけたなら、とても嬉しいです。読んでいただき、感謝！です。ありがとうございました！ (2018年11月11日 23時) (
レス) id: b78f8b2173 (このIDを非表示/違反報告)
nana 名無し82170号(プロフ) - 面白すぎ!!見てる時ずっと爆笑してた (2018年11月10日 11時) (レス) id: 2b0f8564ed (このIDを非表示/違反報告)
千祥(プロフ) - 大河さん» 忍のスカート丈は膝上or膝下orロングどれでしょうね…私はロングであって欲しいと切に願っております(^_^;) (2017年12月14日 22時) (レス) id: b78f8b2173 (このIDを非表示/違反報告)
大河 - 忍うう〜！スカートやめてくれ！まぎらわしいぞ！！ (2017年12月13日 21時) (レス) id: bba2598702 (このIDを非表示/違反報告)
千祥(プロフ) - 恋檬さん» ありがとうございます(^^) (2017年12月3日 0時) (レス) id: b78f8b2173 (このIDを非表示/違反報告)
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