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24 恥ずかしいー ページ29

『ご、ごめん翼君』
美「別に」

泣き止んだのは良いけど、沈黙が痛い

それに、泣き顔見られた―
恥ずかしい

きっと、私の顔は真っ赤だろう
いや、絶対真っ赤だー

美「怪我は無いか?」
『うん。翼君は?』
美「掠り傷も無いから安心しろ」
『良かった。本当にありがとう』

美「何かあったら、俺に言えよ」
『うん』

優しいよ
私はこの優しさを感じて、また泣き出してしまった

翼君は嫌な顔せず、私の頭をポンポンしてくれた

美「無理すんなよ」
『あ、ありが、とう』

しゃくりながらも、感謝を述べた

落ち着きを取り戻し、二人で教室に戻った

『本当にありがとう』
美「大丈夫だって。其れよりも、予定とか無かったの?大丈夫?」
『私は大丈夫だy』
モ1「(つばさ)ー、居るかー?って居るし」
モ2「マジ!?なんで部活に来ねぇんだよ」
モ3「お取込み中みたいだよ。俺等、邪魔者は去ろう」

言葉を遮られた、挙句、何か勘違いされたような気がするような......

『翼君、あの』
美「なぁ翼君って言うのもう止めにしない?」
『え?』
美「翼って呼んでよ。其れとも、翼君の方がいい?」
『ううん。翼が良い』
美「おう」

『ねぇ翼、部活、休んでたの?』
美「あぁ、まぁ此れ位大丈夫っしょ」
『軽い......』
美「てか、A」
『ん?』

美「普通に声出てるぞ。自覚してるか?」

『あ......』

美「無自覚だったのかよ」
『治ってる......有難う翼!!本当に!!!』

私は翼に飛びついた

その時に翼が顔を、赤くしたなんて知りもしなかった
そして、この光景を見ている人物が居たことも知りもしなかった


――――――
No.side

その光景を見ていた、少年が一人居た

?「A」

少年が呟いた声は誰にも届く事は無かった
夕日が沈む中、少年は闇に溶けていった

25 衝撃→←23 告白の次は……け、喧嘩!?



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碧椛(プロフ) - ステラさん» 大歓迎の後に”で”って入ってしまった...誤字なので気にしないでね! (2019年5月3日 13時) (レス) id: 39a52e85ff (このIDを非表示/違反報告)
碧椛(プロフ) - ステラさん» 有難うございます!私もタメで大丈夫だよ!癖で敬語になってる時があるかもだけど...友達に関しては大歓迎で!!よろしくね(´▽`*) (2019年5月3日 13時) (レス) id: 39a52e85ff (このIDを非表示/違反報告)
ステラ - すっっっっっごくおもしろいです!更新すごく楽しみにしてます!あの、いきなりですが私と友達になってください!ええとタメOKです! (2019年5月1日 17時) (レス) id: feffebb135 (このIDを非表示/違反報告)
碧椛(プロフ) - はなさん» 有難うございます!めんどくさいです...学校あると時間割かれてしまうので困ります( ・´ー・`)更新遅くて本当に申し訳ないです...... (2019年5月1日 16時) (レス) id: 39a52e85ff (このIDを非表示/違反報告)
はな - 学校めんどいですよね`ー´  無理しないようにしてくださいね! (2019年4月27日 23時) (レス) id: 91c4506305 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:碧椛 | 作者ホームページ:http://*  
作成日時:2016年8月1日 18時

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