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前回までのあらすじ。
ツンデレの生「勘違いしないでよね!」いただきました!くぅ〜しょうがないなぁ、お肉もちょっと多目にしよう。
「できたよ〜」
「ちーずっ!」
とろーりぐつぐつと踊るチーズに総悟の目は釘付け。
今日はチーズを使った料理ということで
スマホさん、オーバーテクノロジーが大活躍だった。
スマホ無しでこんな風にチーズを食べれるのはあと何年後になるんだろ。
月夜狐は100年以上生きるから、きっとそういうテクノロジーの進歩も見ていけるんだろうな。楽しみだ。
「総悟、好きなの選んでいいからちゃんと待っててね?」
「……わかってる」
じゅるり。
今すぐにでも食ってかかりそうな総悟に釘を刺す。
みんな揃っていただきます。これ鉄則。
他の皿を持ってこようと台所に引っ込むと
「あっ姉様!」
花桜ちゃんがすかさず駆け寄ってきて、
みてみて、調理に使った器具ぜーんぶまとめたんだよ!どう?偉い?偉い?
と目で語ってきたのでありがと〜っと頭をくしゃくしゃに撫でる。
えへへ〜と満更でもなさそうに笑う花桜ちゃん。
可愛いなぁ、もぉ〜
二人で残りのチーズが踊る皿を運ぶ。
居間に戻ると丁度みつばちゃんが透瑠くんを呼んで来てくれたところだった。
体調が回復してきたのか、食欲も戻ってきている様子。この分なら透瑠くんもチーズ食べれそうだね。よかった。
チーズの食欲を刺激する香りを吸い込んで、ほわぁ〜と顔を綻ばせる透瑠くん。どんぶり(透瑠くんのは蕪と鶏肉の雑炊onチーズ)の上でくつくつと踊るチーズに不思議そうに首を傾けている。
「?」
つんつん…にょーーんっ
「!?」
伸びるチーズに驚いてチーズのくっついた木の匙をまじまじと見つめる。
初めてチーズを食べたときのみつばちゃんを思い出して笑みがこぼれた。
一方の花桜ちゃんは流石というか、不思議そうにはしているけど“いただきます”前の食事に触ってみようとしない。
「ただいま帰りやした…!この匂いは何でぃ?すっげぇ旨そう」
「おかえりなさい兄上!」
「御勤めご苦労様です、充瑠さん」
「「おかえりなせぇ、充瑠兄ぃやん!」」
充瑠がチーズの匂いで釣れた。
みんなで口々におかえりを述べる。兄ぃやん呼びは言わずもがな、総悟達。
「おかえり充瑠。ちょっと遅かったね?もう少しで充瑠の分が無くなるところだったよ」
冗談めかしてして聞くと、仕事休んでた分のものを少し片付けてきたらしい。
「それじゃあ」
ぱちん
「いただきます」
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imperatoris - 100票目頂きました! あざっす! (2018年8月6日 0時) (レス) id: 9caab1c44f (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 冬乃さん» コメントありがとう。お待たせ致しました。続編が完成致しましたので、其の伍にてお待ちしております。今後とも是非御贔屓くださいませ。 (2018年1月4日 19時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
ひよこまめ(プロフ) - 幸さん» コメントありがとうございます。お待たせ致しました。続編が完成致しましたので、続編にてお待ちしております。今後とも御贔屓に。 (2018年1月4日 19時) (レス) id: 845d9be9cf (このIDを非表示/違反報告)
冬乃(プロフ) - 続き待ってます! (2017年12月27日 22時) (レス) id: cdd9e80849 (このIDを非表示/違反報告)
幸(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2017年12月7日 12時) (レス) id: 8ce45858db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこまめ | 作成日時:2016年7月9日 19時