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リヴァイ「チッ…おいばか、聞いてるのか」

「聞いてますよ。”何で庇った”ってそればっかり。私がいなかったらリヴァイさんがこれ、くらってたんですよ?それを見逃せるわけありません」

無事2人とも不審者を捕らハンジさんに拷問をさせた結果、やはり立体起動装置目的の強盗だった。私たちに見つかってしまうと焦り、一時的に再起不能にしようと試みたらしい。

…まぁ私はそいつらの願いどおり、再起不能状態になってしまったのだが。

リヴァイさんは終わってから、傷口を拭き、薬を塗って糸を使って縫ってくれた。

リヴァイ「…お前が俺を見逃せねぇように、俺もお前を見逃せねぇ…次からは自分で避ける。お前は、無駄なことを一切するな。自分の身体をもっと…大事にしろ」

最後、とても優しい手で傷口にガーゼをあてられる。幸い重症ではなく、もう出血もかなり減っていた。

「…分かりました」

リヴァイ「チッ…分かってねぇよ」

リヴァイさんは私の傷口にそっと触れ、そして私の頬を両手で掴んでこつんと額を合わせた。
されるがままにその真剣な眼差しの瞳と目が合う。

リヴァイ「大切なもんに俺のせいで傷がひとつでもつくなんて、俺は嫌なんだよ」

リヴァイさんの声色を聞くに、明らかに私が傷をおったことに対して後悔して責めてるようだった。
そんな気持ちにさせてしまって申し訳ないという気持ちと、私のことをこんなにも想ってくれてるという優越感がせめぎ合う。

「…ごめんなさい」

私も手でリヴァイさんの頬に触れながら謝る。

リヴァイ「…おい、何笑ってやがる」

つい漏れてしまった笑みを見て、リヴァイさんは拗ねたように眉間に皺を寄せた。

「…いいえ。リヴァイさんって私のこと大好きですよね」

…馬鹿か、と言う言葉を待っていたが、彼の口からはそんな軽口ではなく、真剣な言葉が零れ落ちた。

リヴァイ「あぁ。…それでおいて、何よりも大事なもんだ。だからこそ絶対に自分の身体を守ると約束してくれ」

軽口に真面目な回答をされてしまい、つい赤面して目をそらした。
…そんな真剣に見つめられたら、肯定せざるを得ないじゃないか。

やはりどこまでも狡い上司に、私は約束した。


「分かりました。…約束します」

リヴァイさんは安心したように空気を緩め、私たちは指切りをして約束をかわした。

癖→←大切なもの



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みみみみみ(プロフ) - 結菜さん» ありがとうございます😭めちゃめちゃ嬉しいです!実は丁度最強組にハマって呪術のお話し書きたいな〜と思っていたので作成しました!そちらも読んでくださると嬉しいです! (2023年1月14日 19時) (レス) id: 8759106b01 (このIDを非表示/違反報告)
結菜 - めちゃくちゃおもしろくて、とても幸せで、私好みのお話でした。次は、五条先生のお話をかいてくれたら嬉しいです! (2023年1月14日 11時) (レス) @page37 id: 19761245cf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みみみみみ | 作成日時:2022年9月20日 22時

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