33 フラグ ページ33
…
その日の夕方。
「……?」
大きく息を吸って、吐く。
なんだか手先が震えている。寒くて暑いし、頭はガンガンと殴られているような圧迫感。
「これは……」
やったな。Aはやっと気づいた。
恐らくは先程言っていたように、ちょっとした風邪だろう。
最近はできることも増えてきて、複数人での任務にも派遣してもらえるようになっていたから。
だいぶ呪力を抑えられるようになったので、まあ発作の心配はないだろうとAは判断する。が、しっかり体調不良なので学校はおやすみする事にする。
幸い、今のところ任務の連絡は入っていない。明日明後日ゆっくりすれば治るだろう。
「まきちゃん、ごめん……明日学校お休みするね」
打つのもだるいのでボイスメッセージで勘弁。恥ずかしさより今は体がやばい。
「動けないなこれ……」
──今までこんな酷い熱、出したことない。
そもそも、彼女が最後に高熱を出したのだって随分と前の話だ。
それこそ10年は前だろうとAは見込んでいる。
ピピッとなった体温計をぼんやり眺めながら思った。
彼女はもともと体温が低い質で、平熱が35℃ちょっとだ。
38.6℃と示されたそれを見つめながら、熱の時ってどうすればいいんだっけなんて考える。
が、そもそも熱を出すようなことをしたことがないため、熱は疎か風邪すら引いた記憶が無い。
「ん〜……弱った……」
帰ってきてそのままなので制服のままだが、ここまでだるくなってはもう仕方あるまい。ベッドの中にモゾモゾ入り込んで、寝ることにした。
▷▷▷
補足
呪力のガバガバねつ造オンパレードでごめんなさい。
作者はこれから単行本を読みます…。
Aちゃんは呪力が制御しきれてない状態で、発作というのは本人の意思に関係なく術式が作動しちゃうみたいな認識でお願いします。
あと、感情が昂ると術式作動する厄介もんです。
わかりづらくてすみません汗
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みみず2(プロフ) - なおこちらのコメントは後日削除させていただきますので、必要であればお控えくださいますようお願いしますm(_ _)m (2022年4月26日 6時) (レス) id: c96996a763 (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん(プロフ) - 途中でも読みたいので教えてください❗ (2022年4月26日 0時) (レス) id: 261ab17a8b (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん(プロフ) - 大丈夫です。 (2022年4月26日 0時) (レス) id: 261ab17a8b (このIDを非表示/違反報告)
みみず2(プロフ) - みさにゃんさん» コメントありがとうございます。2作目の方が作品途中で更新停止してしまっていますがよろしいでしょうか? (2022年4月25日 2時) (レス) id: c96996a763 (このIDを非表示/違反報告)
みさにゃん(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます❗ パスワードを教えていただきたいです。 (2022年4月24日 18時) (レス) @page48 id: 261ab17a8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みみず2 | 作成日時:2021年2月23日 21時