Six ページ8
頭の中に沢山の情報が流れてくる。
これは私の前世の記憶だ。
小学生の頃にハリーポッターという本を読んでいる自分。
中学生になってハリーポッターという映画を見ていた自分。
高校生になって、ハリーポッターを英語版で読んでいる自分。
今まで積み重なってきたちょっとした疑問が解決した。
なぜハリー・ポッターやジェームズ、リリーという名前に聞き覚えがあったのか。
なぜわざわざ日本ではなくイギリスなのか。
なぜ魔法使いが存在しているのか。
おそらくその答えは ''ハリーポッターの世界に転生トリップしてしまったから'' なのだろう。
幸か不幸か、私はハリーポッターシリーズが大好きだったため、原作はかなり鮮明に覚えている。
原作に関わることもできるし、逆に上手く動けば全く関わらずに生きていくことも出来るだろう。
しかし私の物語の中のポジションは”ハリー・ポッターの姉” だ。
そして、ヴォルデモート卿にも知られているらしい。
原作にかなり巻き込まれるに決まっている。
それに、今まで忘れていたとはいえ、知っていて両親を見殺しにしてしまった。
母にもハリーを頼まれたので関わることは確実だ。
どうせ巻き込まれるのならば原作では死んでしまうシリウスおじさんやルーピンおじさん、そしてスネイプ先生も助けたい。
そのためには強くならなければ。
そう決意したところで、両親に別れを告げておこうと思い、周囲に人の気配がないかを確認してからそっとクローゼットのドアを開けた。
クローゼットの前にはベビーベッドが置かれていたため少ししか開かなかったが、体は3歳児のため問題なく出ることが出来た。
母はハリーを守るようにして倒れていた。
A「リリーさん、いや、ママ。私達を守ってくれてありがとう。ハリーは私が必ず守るわ。」
私は母にそう言っていつもしてくれたように額にキスを落とし、階段を降りた。
階段を降りると部屋がとても荒れていた。
おそらく父が抵抗して戦闘したのだろう。
父は階段の近くに倒れていた。
ほとんど外傷はなく、眠っているようだった。
A「ジェームズさん、いや、パパ。私達を守るために戦ってくれてありがとう。
ハリーのことは私が必ず守るわ。安心してね。」
そう言って母にしたのと同じように額にキスを落とした。
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アル(プロフ) - 更新は自分のペースでしてください。続きを楽しみに待っております！ (2021年9月8日 9時) (
レス) id: 9d6aaa69fb (このIDを非表示/違反報告)
アディル(プロフ) - お久しぶりです！更新遅くなってすみません、、、。ゆっくりと更新続けていきますので、お暇な方は読んでみてください！ (2021年6月4日 20時) (レス) id: f254f8e9d9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 早く、続きを、読みたい 。 (2020年12月1日 17時) (レス) id: f9666272d1 (このIDを非表示/違反報告)
くま - とても面白い作品です。これからも更新楽しみにしております。 (2020年7月4日 23時) (レス) id: c1f2e4e83a (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年7月4日 17時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アディル | 作成日時：2020年3月18日 23時
